ゆで卵ダイエットを続けていると味のレパートリーが無くなってきませんか?
ずいぶん前に流行ったこのダイエット方法ですが、じつは今でも多くのアスリート、俳優、モデルなどが減量時に用いているそうです。
今回は、ゆで卵の栄養成分からダイエットへの取り入れ方、注意点や心配なコレステロールの話まで、ゆで卵ダイエットについてとことんお教えします。
目次
ゆで卵ダイエットは飽きる…そんなあなたにオススメの味付け5選!自宅で作れる簡単レシピを紹介
1.カレー塩
材料:ゆで卵…食べる分 カレー粉…小さじ1/3 塩…小さじ
作り方:適当な小皿でムラ無く混ぜるだけ。
タイエットに良いとされるカレー粉を使用。スパイシーな香りが食用をそそります。
2.ヘルシーゆで卵サラダ(ディップ)
材料:ゆで卵…1個 無糖ヨーグルト(低脂肪)…大さじ1 塩麹…小さじ1
作り方:小さめのボウルで材料を混ぜ合わせるだけ。
ダイエットのためなのでマヨネーズは避け、代わりにヨーグルトで代用。味付けを塩の代わりに、塩麹を入れることで旨がでて美味しいです。お好みで、ブラックペッパーを少々入れることで味が締まります。
パンやクラッカーにティップソースとして使っても美味しいです。
3.麺つゆでつくる味玉
材料:ゆで卵…食べる分 麺つゆ(3倍濃縮)…浸かる分
作り方:殻を剥いたゆで卵を入る容器(タッパーか口広瓶)に入れ、麺つゆを卵が全体に浸るまで入れる。冷蔵庫で一晩寝かせてください。好みですが、半熟卵のほうが味の絡みが良いです。
4.もずくとゆで卵の酢の物
材料:ゆで卵…1個 三杯酢のもずく(市販)…1パック
作り方:もずく酢を器に入れ、ゆで卵を立てに半分にカットしてトッピングするだけ。
もずくだけでは物足りないので、ゆで卵と一緒に食べることで腹持ちが良くなります。市販のもずく酢が甘いのであれば、お酢とおろし生姜を少し足すことで美味しくなります。
5.おつまみにもなる卵サラダ
材料:ゆで卵…2個 クレイジーソルト…少々 ベーコンフレーバードビッツ…大さじ1 マヨネーズ…大さじ1
作り方:小さめのボールでゆで卵をフォークで潰しながら、上記の材料を混ぜわせます。ダイエットには向きませんが、茹でたジャガイモをここに入れれば、レスランのポテトサラダになります。
ゆで卵ダイエットは一日何個まで食べていいの?コレステロールやカロリーも把握
先に答えを言えば、健康な人なら卵を1日に何個食べてもコレステロールを全く気にする必要がありません。
カロリーに関しては月に2~3kg減量目標ならば、1日の摂取カロリーが1,500kcalとなると15~20個ぐらい食べても問題はなさそうです。
では、なぜ「卵を食べたいけどコレステロールが心配・・・」「コレステロールが心配だから卵は1日1個しか食べられない・・・」という話をよく聞かされたのでしょう。
じつは卵を食べるとコレステロール値が上昇する、という説は1900年代初頭にロシアで行われた実験から生まれた誤解です。
その定着した誤解を解くために、まずはこちらが卵の気になる数値です。
ゆで卵1個あたり殻なしの状態で
・Lサイズ:60g コレステロール値240mg カロリー91kcal
・Mサイズ:50g コレステロール値210mg カロリー80kcal
そして、いままで誤解の原因となった過去の報告書です。
国民健康・栄養基礎調査によれば、日本人の20歳以上における1日平均コレステロール摂取量は、男性338mg、女性282mgです。
そして、これまでの厚生労働省が報告される「食事摂取基準」におけるコレステロールの1日摂取量上限は、男性750mg、女性600mgとなっておりました。
さらに、別の機関で日本動脈硬化学会では、2012年度版のガイドラインで「動脈硬化性疾患予防のための食事」として、コレステロール摂取量は 200mg/日 未満に抑えることを推奨していました。
これでは日本動脈硬化学会の基準でいくと1日に1個すら食べられません。
そのことから、卵はコレストロールの塊で人体に悪影響を及ぼす、といった評判が世間一般の常識となってしまったのでしょう。
それが1981年に、日本で人体とコレステロールに関する興味深い研究結果が発表されました。
健康な成人に、1日5~10個の卵を5日間連続して食べさせるという実験です。
その結果、1日に10個ずつ食べた人でも血中コレステロールの値はほとんど変化しないことがわかりました。
最近の実験でも、普段の食事以外に1日に卵を3個ずつ、しかも2週間食べつづけてもらいました。
その結果、コレステロール値を測ってみると、ほとんど変化はありませんでした。
また、卵にはコレステロールの上昇を抑える「レシチン」も含まれていることもわかりました。
このレシチンは、体内の細胞になくてはならない栄養素を吸収し、いらなくなったものを排出するといった効果があります。
それは血中の飽和したコレステロールを溶かして運ぶといった作用であり、細胞や血中のコレステロール値を調整しバランスを保つ役目をしていると考えられています。
あと、これもよく勘違いされることですが、コレステロールそのものは人間の体になくてはならない栄養素です。
これまではコレステロール値が高いと、脂質異常や動脈硬化などの病気になるといわれてきましたが、現在では厚生労働省の調査ではコレステロールの基準値が高い人の方が健康だと発表しています。
最先端医療現場では、逆にコレステロール値が低い人の方が、癌や感染症、生殖機能に悪影響を与えるようです。
そして厚生労働省が制定している「日本人の食事摂取基準(2015年版)」では、コレステロールの摂取量が直接血中コレステロール値に反映されるわけではない、という判断から基準値が撤廃されました。
よって、結論は健康な人なら卵を1日に何個食べてもコレステロールを全く気にする必要がありません。
オススメのゆで卵ダイエットの食べ方タイミング
1.朝食として食べる
まずは朝食として、ゆで卵を食べる方法です。
朝食をとる習慣がない人に、とくにおすすめの方法です。
摂取カロリーを抑えられるし、お腹が空いていないからといって朝食を抜く人がいますが、朝食を食べたほうがダイエットの効率は上がります。
普段食べていない人が急に食べるとなると、ちょと大変だと思います。
それに、なんとなくカロリーを余分にとってしまうのじゃないかと、心配になるかも知れません。
しかし、栄養豊富なのに低カロリーなゆで卵ならば安心です。
2.小腹が空いた時におやつとして食べる
また、おやつとしてゆで卵を間食する方法をおすすめします。
小腹を抑えるのに、ちょっとだけのつもりがついつい食べ過ぎてしまう間食。
時にはチョコレートやポテトチップが主食の摂取カロリーを上回ってしまうこともありますよね。
これらは、おやつの困ったところは、高カロリーで高糖質なものが多いことです。
その点、卵なら比較的低カロリーで食べごたえもあり、お腹に溜まりやすいので、間食にもおすすめです。
食欲を満たすだけでなく栄養補給にもなります。
3.肉類のメインディッシュのカサ増しや代用に食べる
ゆで卵はタンパク質の塊だってことはご存知ですよね。
それを肉や魚などのメインディッシュと換えたり、肉や魚の量をいつもより少し減らして、足りない分をカサ増しに利用する方法もあります。
この置き換えやちょい足しダイエットのポイントは、ゆで卵の手軽さと食べたって思える満足感があります。
ゆで卵は低カロリーで、高たんぱくという点が魅力的な食べ物です。
まとめ
今回のはなしはいかがでしたか?
卵は摂り過ぎると怖いと、いまだの思っている人は多いと思います。
ゆで卵ダイエットに抵抗がある人は、まだまだいるのも事実です。
しかし、今回の内容で誤解が解けたらと思い記事にしました。
私も正直、毎日タマゴばかり食べていると飽きてくるし、嫌になることがありました。
そこから、こういったアレンジした簡単な食べ方を掲載してみました。
もっと、色々とアレンジはできますので、ぜひ良いレシピがありましたら教えてください。