2019年インフルエンザの症状は?今年は予防対策をしましょう!

毎年、冬になると流行するインフルエンザ。

風邪と一緒に語られることが多いのですが、よく似ている部分もあれば、大きく異なる部分もあります。

まずは風邪と比べながら、インフルエンザとは何なのかを解説していきます。

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目次

1.インフルエンザの基礎知識

風邪との違いは

風邪はウイルスが原因で起こることが多いのですが、インフルエンザの場合は、「インフルエンザウイルス」という名前のウイルスに感染することで起こります。

つまり、どちらも原因はウイルスとなります。

だから感染経路も似ていて、くしゃみや咳などによって人から人へと移っていきます。

決定的な違いは、症状。インフルエンザの場合いは、高熱と全身症状を引き起こすのが特徴です。

 

インフルエンザの代表的な症状

  • 39℃以上の急激な発熱
  • カラダ全身がだるい
  • 頭痛、腰痛、筋肉痛、関節痛
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予防策も風邪と似ている

 

風邪とインフルエンザの症状は大きく違うのですが、どちらもウイルスによるものなので、これを寄せ付けないことが一番の予防策。

風邪予防でよく言われる「うがい・手洗い・マスク」は、インフルエンザにも有効なんですよ。

また、冬に流行る風邪やインフルエンザは乾燥を好むので、適度な湿度を保つなど、かかりにくい環境をつくることも大切です。

 

風邪&インフルエンザの予防策

・外出時にはマスクを着用

・うがいと手洗いをこまめに

・加湿器などを使って、室内の湿度を50~60%に保つ

・部屋の換気を心がける

 

インフルエンザ予防にはワクチンも

日常的な予防策のほかに、ぜひ検討したいのがワクチン接種。

かかりにくくなったり、万一かかった場合も症状の重症化を抑えることが期待できます!

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新型って?インフルエンザの種類とは?

インフルエンザにはいくつか種類がありますが、大きく分けると「季節性」と「新型」になります。

 

季節性インフルエンザ

毎年冬を中心に流行するもので、ほとんどの人がすでに免疫を持っています。

このため、かかっても比較的症状が軽く済みやすく、数日で自然に回復することが多いとされています。

というとあまり怖くない印象を受けますが、一度もインフルエンザにかかったことのない子供や持病のある人などは要注意。

重症化して脳症や肺炎などを併発する場合もあり、季節性を起因に死亡者も出ているので、侮ってはいけません。

 

新型インフルエンザ

新しく現れたインフルエンザであるため、ほとんどの人が免疫を持っていません。

ウイルスに抵抗する力がないために重症化することもあり、肺炎を併発したり、全身を冒されて命を危ぶまれる事態になることも。

また、大流行を起こす可能性も高くなります。

症状としては、鳥インフルエンザH5N1の場合、先に挙げた高熱や全身症状のほか、下痢、嘔吐、腹痛、鼻血、歯肉出血などが現れることもあります。

ちなみに、あの世間を騒がせていたインフルエンザ(H1N1)は、一度流行したため、すでに季節性インフルエンザという捉え方をされています。

そして今年もまた新しいインフルエンザが登場する可能性があります。

この詳細はまだ明らかではありませんが、動向を見守り、症状や感染力などについての情報に気を配っておきたいものです。

 

2.発症?!その時にすべきこと

できることなら避けたいインフルエンザ。

でも、もしかかってしまったら?とにかく重症にしないこと。

そしてもう一つ大切なのが、「まわりに移さない」という意識ですよね。

自分もまわりも被害を最小限に!上手な対処法を紹介します。

 

インフルエンザにかかったら?

インフルエンザにかかったかな?と思っても、比較的症状が軽いなら必ず病院に行かなければいけないというわけではありません。

但し、持病がある人や辛い症状が続いている場合は、できるだけ早く医師に相談を。重症になる前に、お薬でしっかり治してしまいましょう。

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こんな人は要注意!

  • 高齢者
  • 心臓病や糖尿病、腎臓病などの持病がある
  • 鳥インフルエンザH5N1の場合は妊婦、肥満者

 

いつもは健康な人もこんな場合は要注意!

  • 呼吸困難や息切れがある
  • 胸の痛みが続いている
  • 下痢や嘔吐が続いている
  • 3日以上高熱が続いている
  • 症状が長引いて悪化してきた

新型インフルエンザが疑われる場合は…

重症化の可能性が高いので、なるべく早めに医師に相談するのがおススメ。

特に発症から48時間以内の治療開始がポイントになるといわれます。

但し、もし毒性の強いタイプの新型インフルエンザが流行っている場合は、いきなり病院に行くのではなく、まず都道府県などが指定している相談窓口に「どの病院の何科にいつ行けばいいか」を電話相談したほうがいいでしょう。

これは適切な処置をするためと、感染の拡大を防ぐ意味もあります。

パンデミックスを防ぐ意識を!

パンデミックとは、「大流行」という意味です。

もしインフルエンザが蔓延したら、学校や会社が閉鎖されたり、交通機関に影響が出るなど、大きな社会問題になりますよね。

もし新たに毒性の高いタイプが登場してきたら、なんとしても感染を食い止める努力をしたいものです。

インフルエンザはくしゃみや咳によってウイルスが飛び散り、これを他の人が吸うと高い確率で感染します。

そんな時はできるだけ外出を控えるのが一番の流行防止策になります。

また、病院に行くなどの外出時や家の中でも家族に移さないよう、くしゃみや咳をするときの気配り「咳エチケット」も忘れないでくださいね。

まわりに移さないために!

  • 治るまで外出を控える
  • マスクと着用
  • 咳、クシャミの際にはハンカチやティッシュなどで口と鼻を押さえる。
  • 使用済みのティッシュは、すぐに蓋付きのゴミ箱へ捨てる。
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予防&早く治すために!

バランスのとれた食事と十分な睡眠は、インフルエンザ予防にも、万一かかってしまったときに早く治すためにも有効です。

日頃から健康的な生活習慣を心がけてください。

 

食事

  • 朝、1日のエネルギー源をしっかり補給。特にたんぱく質や食物繊維をたっぷりと撮りましょう。
  • 夜はカラダに負担をかけないように、消化のよいものを。就寝の2~3時間前には食事を終えておくといいでしょう。
  • よく噛んで食べると消化が良くなり、脳を刺激して腸の働きも活発になります。朝の便通を良くしたり、夜の眠りを誘う効果もあります。

 

睡眠

  • 発熱など体調の悪い時は、特に安静に。
  • 普段から6~7時間の睡眠時間を。毎朝決まった時間に起きて、寝る前にぬるめのお風呂に入ると、熟睡しやすいです。

 

3.免疫力の基本を知る

風邪やインフルエンザが流行っているとき、どんなに気をつけていてもかかってしまう人もいれば、何もしてないのにかからない人もいますよね。

この差を生むのが、免疫力。さて、免疫力とはいったいどんなものなのでしょうか?強力なインフルエンザ対策として、ぜひ知っておきましょう!

 

免疫力とは

 

免疫力を一言で解説すると、「カラダがもともと持っている防衛機能」。

病気になるのを防いだり、病気になったときに回復を助ける機能です。

つまり、免疫力が高いほど風邪やインフルエンザにかかりにくく、かかっても重症になりにくいということです。

 

免疫力の働き

風邪の代表的な症状に、「くしゃみ・鼻水・咳」がありますよね。

実はこれも免疫力の一種。

カラダに侵入しようとする風邪のウイルスなどを、外に排出しようとして起こるのです。

このほか、腸内や血液中にも免疫力はいっぱいあります。

代表的な免疫力とそのメカニズムを紹介します。

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代表的な免疫力(風邪などの感染症の場合〉

  • 気道(鼻から気管支にかけて)

「繊毛」と呼ばれる毛が密生。ウイルスなどの病原体をせき止めるとともに、ベタベタとした粘液によって吸着。くしゃみや咳、鼻水を起こして、病原体を押し出そうとする。

食事や呼吸と一緒に入ってくる病原体を、リンパ球によって無毒化。リンパ球は全身に存在しているが、60%以上が腸に集中。

  • 血液中

白血球に含まれる「好中球、マクロファージ、ヘルパーT細胞、NK細胞」などと呼ばれる様々な免疫細胞が、病原体と闘う物質(抗体)などを作り、攻撃する。

免疫力を左右するのは

その人の元々の体質をはじめ、年齢や体調、そして生活習慣によっても個人が出てきます。

免疫力を低下させるもの

  • 年齢(20~30代をピークに低下)
  • 栄養バランスのくずれ(特に脂肪の摂り過ぎ)
  • 下痢や便秘などの腸の不調
  • 睡眠不足、疲れ、ストレス
  • 喫煙、アルコール
  • 活性酸素
  • 病気の影響(糖尿病や肝臓病など)

特に喫煙者は要注意!

病原体の侵入を最初に食い止めてくれる「気道の繊毛」。

タバコを吸っている人は繊毛がはがれていることが多いため、風邪やインフルエンザをはじめ感染症にかかりやすく、症状も重くなりやすいのです!

4.免疫力アップの方法

「免疫力を低下させるもの」

この逆を行えば、すなわち免疫力UP!ということになります。

具体的な方法を提案しますので、今日からさっそく始めましょう。

 

生活習慣を見直して、免疫力を上げる!

その1【食生活】

栄養バランスの良い食事

  • 過多になりがちな脂質を控えて、低カロリー
  • 高タンパクを心がける。
  • 抗酸化作用のある栄養素をたっぷりと!(免疫力を低下させるストレスと活性酸素のケアに。代表的な抗酸化物質はビタミンA・C・E)
  • 腸内環境を整える乳酸菌・ビフィズス菌・食物繊維なども意識してください。
その2【睡眠】

たっぷり眠れば、疲れもストレスも癒される。

「よく眠る」「毎朝決まった時間に起きる」「寝る前にぬるめのお風呂に入る」を実践し、毎日6~7時間の睡眠を確保してください。

その3【ストレス解消】

人それぞれですが、運動をする、趣味に没頭する、ショッピングをする、温泉旅行などに出かける…ストレスの解消にはいろんな方法があります。

ここでは忙しい毎日の中で簡単にできることをご紹介します。

熟睡へのステップにもなる、毎日のバスタイムを見直してみましょう!

入浴には、カラダを温めて心身の疲労や緊張をとるほかに、血液やリンパの流れを良くする作用もあります。

血液やリンパは免疫力との関係も深いので、バスタイムを充実させるとメリットがいっぱいああります。

おススメ入浴法
  • 38~40℃のぬるめのお湯に、10分程度つかる。
  • 好みの入浴剤やエッセンシャルオイルを入れる。
  • 好きな歌を歌う。状況が許すなら、大声で歌ってみる。
  • 湯船の中で、肩や首を回したり、腕や足をさすりあげる。
  • 目を閉じて、ゆっくり深呼吸を数回繰り返す。
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プラスαで、さらにぐんぐんUP!

皮膚を鍛えよう!

外敵の侵入を防いでいるという点では、皮膚もカラダの防衛機能、免疫力のひとつといっていいですね。

皮膚は乾燥すると外敵に弱くなり、反対にしっかり潤っていると防御機能が高まります。

お部屋の湿度に気を配ったり、たっぷり保湿を全身に心がけてくださいね。

また、風邪予防対策でよくいわれる「乾布まさつ」で皮膚の抵抗力を高めておくという手も。

ここまではなかなかというなら、軽いマッサージなどを習慣にしてみては?

笑う門には福来る?!

喜劇や漫才などを見て思いっきり笑った人を対象に行われた調査では、ほとんどの人がNK細胞が活性化されたというデータがあります。

NK細胞はがんをはじめとした腫瘍細胞を見つけ出して攻撃するもので、非常に強力な免疫力を持っている免疫細胞です。

ちなみに、微笑む程度でも、活性されるそうです。

また見逃せないのが、笑うことで得られるリラックス効果。

よく笑う人は、それだけストレスも溜まりにくいということですね。

5.まとめ

毎年インフルエンザの話題が年末からニュースなどで上げられます。

「新型」と「季節型」のようにワクチンを打つだけでは対抗できない事が多いです。

これまで読んでいただいたようにまずは自分の抵抗力を高める事が一番の予防になることを分かってもらえたでしょうか?

ありがちですが、規則正しい生活と食事を大切にしてください。

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