鉄のフライパンが焦げ付くのは、油ならしと手入れに問題があるかも

鉄のフライパンってプロっぽくってカッコよくない?

でも、憧れで使ったら大変なことに!

油をひいても、お肉がフライパンにガッチリとくっついてしまった!

折角の料理も台無しに…

そんな事になってしまったのは、フライパンが鉄製だったから?

テフロンに慣れていると、鉄のフライパンって扱いにくいですよね。

しかし、その鉄のフライパンも使い始めの油ならし簡単な手入れの仕方を覚えれば大丈夫!

鉄のフライパンは使いこうなせるようになれば、料理が格段に美味しくなりますし、正しく使えばフッ素加工と違い、一生ものになります。

今回はそんな鉄のフライパンを上手に使えるようになる為のはなしです。

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目次

鉄のフライパンがくっつく理由の第一に、使い始めの処理に問題があるかも?


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まず、ここでは鉄のフライパンの「使い始めかた」と「調理方法」について説明します。

ここがクリアできれば、いきなり食材のくっつきが無くなった、自分に感動しちゃいますよ。

使い始めの「油ならし

まず、鉄のフライパンの扱いで初めの試練は「油ならし」です。

 

鉄のフライパンの下準備(保護被膜の取り除き→油ならし)

保護被膜の取り除き

  1. ガスコンロの炎を強火にして鍋の外側と内側をまんべんなく空焼きします。
  2. 煙が発生してきますが(クリヤー)塗装が焼き切れると煙は出なくなります。(約10~15分位が目安)
  3. 鍋の表面は青味がかった黒色になってきますので、部分的に塗装が残っているようでしたら、ガスの炎をあてて完全に焼き切るようにしてください。
    ただし、かなりの高温になっていますので火傷と周囲のこげ、引火に充分注意して行ってください。
  4. 焼き切ったら、鍋が冷めてから食器用洗剤で焼けた被膜をきれいに取り除きます。
    熱いまま急に水の中に入れないように注意をしてください。

②油ならし

  1. 鍋の水分をとってから、使い古しの食用油を鍋の半分ほど入れ内側全体に油が行き渡るように塗り、強火で加熱し煙が出はじめたら火を止めてコンロから下ろします。
    このときに油が発火しないようにくれぐれも注意してください。
  2. 加熱した油を捨て、 鍋の内側全体をまんべんなくキッチンタオルやペーパーで油を染み込ませるように拭き上げます。
    この時、鍋のフチの部分も忘れずに、内側を拭いたキッチンタオルやペーパーで、鍋の外側もまんべんなく拭いておきます。
  3. 使い始めに鉄の臭いが気になる場合があるので、ネギの青い部分・キャベツの芯・玉ねぎ・セロリの葉など香味野菜のくずを一緒に油で炒めて鉄臭さをとります。

ここでの参考として、鉄製のフライパンでもクリヤー塗装ではなく、シリコン樹脂塗装のものあります。

シリコン樹脂塗装のものは塗装の焼き切りが必要がなく、すぐに調理を始められるのが特徴です。

シリコン樹脂塗装自体は調理しているうちに自然に取れていきますが、食品衛生法の規格に適合したもの使用していますので体内に入っても吸収されず体外に排出されてしまうので安心してご使用ください(人体には無害です)。

使い始めは、シリコン塗装の被膜で保護されるので錆びにくい状態ですが、使い込んでいくと被膜も取れてしまい錆びやすい状態になりますので、フライパンの表面に薄く油を塗るようにしてください。

そのフライパンにどのような塗装がしてあるかは、品質表示の表面加工の項目を確認すればすぐにわかると思ます。


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テフロンとは違う調理方法

材料を入れる前の油とフライパンの温度が低いと、油が馴染まずに食材が焦げ付きやすくなります。

テフロンと違って、まずは油を多めにフライパンのひき、煙が出るくらい強く熱してください。

次にフライパン全体に油をなじませたら、余った油をオイルポットに戻します。

それから、食材を順番にフライパンへ投入してください。

その時の火力ですが、鉄のフライパンは熱が伝わりやすいので、テフロンなどと同じように強火で扱った場合、中心部が急激に熱くなり、食材を焼き過ぎてしまう場合があります。

野菜などは強火でサッと調味料と絡める程度が美味しくて良いですが。

お肉などのよく火を通したいものは、火力を中火~弱火ぐらいまで落としてから、じっくり炒めてください。

分厚いお肉なって、表ばかり焼けてて中がまだ赤いなんてことになってしみますよ。

そして鉄のフライパンを使いこなせるようになったら、テフロンとは違う表はパリッと中はジューシーといった、プロのような美味しい食感が楽しめますよ。

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鉄のフライパンは、使い馴染めば一生もの!手入れも簡単にできる

鉄のフライパンの洗い方

ここではフライパンの洗い方を説明します。

これが鉄のフライパンを長く持たせるキモになりまよ。

 

①調理後はなるべく早く温かいうちにお湯で洗ってください。ササラやタワシで洗剤を使わずに、お湯で汚れをおとしてください。

 

 

 

②落ちにくい汚れは金だわしで、軽くおとせばきれいになります。鉄のフライパンは多少のキズはへっちゃらなので、遠慮はいりません。

 

 

 

裏側も忘れずに洗ってください。ほおっておくと油粕が溜まってきて、焦げて臭くなるだけでなく、火災の原因にもなりますよ。

 

 

 

④火にかけて空焚きをしてください。その時にすでに油が馴染んでいれば油を塗る必要はないです。あとは完全に水気を飛ばせばOKです。

 

(参考出典:プロキッチンさん)

鉄のフライパンの保管方法

普段からよく使うのなら、洗浄後の空焚きをしっかりしていれば、何も問題はありません。

しかし、しばらく使用をしないのであれば、内側の炒め面にキッチンペーパーを使って薄っすらとサラダオイルを塗ってサビ止めをしてください。

外側は多少サビたとしても気になりませんが、内側はそうもいきませんので。

そして、古新聞分で包んでおくと害虫のこともありますので安心ですよね。

焦げ付かせてしまった、または錆びてしまった鉄のフライパンの復活方法

クレンザーや金属たわし等でその部分をガイガリこすり落としてください。

特に小さい錆の場合は、乾いた布にクレンザーを取りこするとよく落ちます。

その時表面の青色や黒色の皮膜が削れて銀色の地金が出てくることがありますが、鉄の本来の姿ですので安心してご使用下さい。

また、このような場合は表面の油も落ちておりますので、また油ならしをしてやってください。

まとめ


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いかがでしたでしょうか、今回の鉄のフライパンの扱いかたは。

手入れの仕方が分かれば、調理や手入れの仕方も難しくありません。

それに、鉄のフライパンで焼くお肉は特に美味しおいしいですよ。

鉄のフライパンが慣れたところで、今度は中華鍋を買ってそれで、チャーハンや八宝菜など作ると、最高に美味しいですよ!

早速、鉄のフライパンを使いこなしてワンランク上の料理をどうぞ。

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