圧力鍋は爆発するから怖い!と思っている初心者の為の正しい使い方

お鍋のはなし
この記事は約9分で読めます。

圧力鍋と言うと、おもりのところからシュッ シュッ シュッと蒸気が出てるのを見ているだけでドキドキしてきますよね。

鍋の中では圧力がすごいことになってて、そのうちに爆発するんじゃないのかと想像するだけで怖くないですか?

確かに、圧力鍋は使い方を間違えれば、通常の鍋よりも事故や爆発につながる危険性はあります。

しかし、圧力鍋は調理時間の短縮やガス代の節約など、素早くおいしい料理が作れるということで、特に主婦にとっては非常に便利な調理器具です。

そこで今回のはなしは、過去の圧力鍋の事故や爆発の原因と、正しい使い方を調べてみました。

圧力鍋を使い始める初心者さんに、この記事で正しい使い方を知れば、本当は圧力鍋なんて怖くない事を知ってください。

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圧力鍋3つの怖い事故事例

圧力鍋が怖いのは事故が起こったことを想像してしまうせいですよね。

では、実際の事故の事例を見てみて、それを教訓に何に気を付けたらいいのか、正しい使い方の前に知っておきましょう。

(事例1)調理中、圧力鍋の補助取っ手が取れた

事故品の補助取っ手はPET樹脂製(軟化温度195℃)で、鍋本体との取り付け部分が溶融し、脱落しました。

本体の取っ手にも溶融がみられ、さらにステンレス製の鍋本体に高温で加熱したことによる変色が認められたことから、空焚きなどをして鍋全体が高温となり、取っ手樹脂が溶融して脱落したものと推定されます。

なお、取扱説明書には、空焚きの禁止表示が記載されていました。

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(事例2)圧力鍋が破裂し、床下に落ちて内容物が散乱した

圧力鍋でみそ汁を作るため、鍋底から5cm程度まで水と材料を入れ加熱していたところ、ボンと音がして鍋が床に落ち、内容物が周囲に飛散してしまった。

使用後の安全装置や圧力調整ノズルの点検・清掃が不十分であった為でした。

使用を繰り返すうちに安全装置内部に煮汁等の異物が付着して詰まり易くなっていました。

事故当日の使用によりふた上部についている圧力調整ノズルに食品カス等が詰まって、圧力調整ノズルや安全装置が正常に作動しなかったため内圧が上昇してしまった。

そこで、これらの安全装置が作動しなかった際に、作動するふた外周にある別の安全装置が作動して、内容物がなべの外に飛び出す。

そして、その勢いで鍋がガスコンロから落ちたものと推定される。

(事例3)圧力鍋に水をかけたところ爆発してフタが飛んだ

圧力鍋にシチューの材料を入れて火にかけて調理をした。

数分後に火を止めてしばらく後に蓋を開けようとしたが開かなかったので、流しに圧力鍋を移動させて上から流水をかけた。

すると大きな音と共に鍋の蓋が飛んで中身のシチューが飛散してやけどを負う。

この圧力鍋の説明書には、自然冷却の他にも流水をかけて「急冷」させて蓋を開ける方法も記載されていた。

つまりこの女性は使い方を誤ったわけではありません。

事故の主原因は、構造上の欠陥ということになる。

蓋をロックするピンやレバーに問題があったので内部の圧力が分かりにくく、圧力が高い状態で蓋を開けると蓋が外れるという危険性があった。

ただ、圧力鍋での使用が禁止されていることが多い、ルウを入れて加圧したことも大きな原因となっているので、注意が必要だ。

また、2008年の事故でありメーカーはその後の対応は済んでいる。

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圧力鍋の事故原因

圧力鍋の事故の8割以上が加熱中に起きており、圧力をかけている時が最も危険です。

そして、事故の大半は以下のような原因で起こったと報告されています。

圧力鍋のフタを完全に密閉できてなかった

圧力鍋自体、古くなったり、元々製造に問題があったことが原因で「安全装置が使えなくても加圧が出来た」「ネジが緩みやすい設計」などで爆発事故につながると言うものです。

禁止されていた食材(豆・ルウ等)を入れた

豆類の事故も多く、圧力鍋で調理すると豆の皮がノズルを塞いでしまい、異常な圧力が発生して事故のリスクが高まります。

またカレーやシチューのルウなどの粘度が高いものもノズルを塞ぐ原因となりますので注意が必要です。

ノズルが汚れたまま調理してしまった

先と同じ粘度の高い食材の調理後、冷えて固まったまま放置すると、中で食材がこびり付きの原因となってしまします。

使用後はノズルに水を通すように洗いましょう。

他にも冷却中や鍋の移動中にも事故は発生しています。

加熱後にすぐ冷却するのも、圧力が急激に低下してしまうため、爆発事故が起こりやすく、注意しておかなければなりません。

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圧力鍋の正しい5つの使い方

【以下引用:ピントルの圧力鍋専門ページさん】よりとっても、わかりやすいので使わせていただきました。

圧力鍋は調理時間の短縮やガス代の節約など非常に便利な調理器具です。しかし、持っていても使われていない調理器具No.1と言われています。

使われない理由としては、手間がかかる・重い・なんか怖いというイメージが強いのが理由だそうです。

しかし、一度使い方を覚えればとても便利な調理器具です。その手順は以下の通りです。

  1. 圧力鍋の点検
  2. 圧力鍋を正しくセット
  3. 加熱して調理
  4. 減圧してから蓋を開ける
  5. 圧力鍋のお手入れ

各手順ごとの圧力鍋の正しい使い方を以下で詳しくご紹介します。

1.圧力鍋の点検

まず行ってほしいのは圧力鍋の点検です。圧力鍋は普通の鍋とは異なり、鍋の内部に圧力をかけて調理するため、様々な部品がついています。それらの部品が正常かどうかをチェックすることは非常に重要です。この点検を行うことによって、事故のリスクを大幅に減らすことが出来ます。

ネジのゆるみなどが無いかをチェックすることはもちろんですが、ノズル(蒸気口)が詰まっていないかは必ず確認してください。ここが詰まっていると圧力に異常が生じて事故の原因となります。

2010年製以降の圧力鍋であれば、ノズルに異常が生じても安全装置が稼働して事故を起こさない仕組みが組み込まれていますが、何らかの原因で安全装置が動かないこともあるので、必ず確認しておいてください。

また、パッキンが劣化していないかもよく確認しておいてください。パッキンが劣化していると密閉できないので圧力をうまくかけることが出来ません。

2.圧力鍋を正しくセット

材料と水を圧力鍋に入れます。この時に注意してほしいポイントがいくつかあります。以下に記載しますのでご確認ください。圧力鍋の種類によって多少の違いがあるので詳しくは説明書をご確認ください。

  • 最大容量は鍋の2/3まで。
  • 豆は特に危険。最大容量は水と合わせて1/4まで。
  • カレーのルウなどの粘度が高いものは入れない。(ルウは減圧後に)
  • 麺類などの泡立つ食品は避ける。
  • おもちやちくわなどの膨らむ性質のある食品は避ける。
  • 重層・多量の油・多量の酒は危険なので避ける。

これらの点に注意し、材料を鍋に入れたら調味料と水を入れます。水は加熱時間によって必要な量が異なります。鍋によって多少の前後はありますが、10分間の加熱時間に対して200ミリリットルのお水が必要です。

入れ終えたら、蓋をしっかりと締めます。蓋がしっかりと閉まらなければ事故の危険があります。2010年製以降の圧力鍋であれば、キチンとふたが閉まらなければ一定以上の圧力がかからない安全装置がついていますので大事にはなりにくいですが、必ず確認してください。

蓋がしっかりしまっていることが確認出来たら、おもりをセットします(おもり式圧力鍋の場合)。加熱後に蒸気が噴き出す蒸気口は必ず人のいない方向に向けておきましょう。

3.加熱して調理

ここまで確認できたら、火にかけます。最初は強火で加熱し、圧力がかかってきたら弱火にします。加圧時間はこのタイミングから調理時間となります。

圧力がかかったことは、おもり式の圧力鍋ならおもりの揺れで分かります。スプリング式圧力鍋は、表示ピンで確認できます。

この加圧時間は必ずタイマーなどで計っておいてください。出てきた蒸気の分だけ中の水分が減っています。10分の加圧時間につき200ミリリットルの水が必要なのはこのためです。

加圧している時は、蓋を開けようとしては絶対にいけません。もちろん安全装置がついているので圧力がかかっている時は蓋が開かないようにはなっていますが、非常に危険です。

おもり式の圧力鍋のおもりも外さないでください。内容物がノズルから噴出し、やけどのリスクがありますのでご注意ください。

4.減圧してから蓋を開ける

加圧時間が終了し、火を止めてからも調理が進みます。この時に味が染みたり食材が柔らかくなります。

圧力鍋の温度が下がると内部の圧力も下がってきます。通常は粗熱が取れるまで放置し、内部の圧力が下がって安全に蓋が取れることを確認してから蓋を開けます。

内部の圧力が高いうちは蓋が開かないように安全装置がついていますが、無理に開けようとすると爆発してケガの原因に成りますので、圧力が下がったことが確認できるまで待ちましょう。

圧力鍋の温度を下げると圧力も下がりますので、時間がない時は鍋の蓋から水をかけたり、鍋を水につけて急冷させる方法もあります。これは圧力鍋の種類によって急冷方法は異なりますので、説明書を必ずご確認ください。

ただ、十分に冷やしたと思っても、しっかり圧力が下がっているかは確認してください。これで圧力鍋を使った調理は完成です。

5.圧力鍋のお手入れ

最後に次にも安全に快適に圧力鍋を使うために、お手入れの方法をご紹介します。調理後は普通の鍋と同様に中性洗剤でよく洗います。

特に注意してほしいのは、ノズル・安全装置・おもり(ピン)です。これらは特に念入りに洗ってください。

これらの洗いが不十分だと、異物が挟まったり脂分で固まったりして正常に動作しなくなってしまいます。丁寧に洗ってパッキンの劣化などの不備が無いかも合わせて確認しておきましょう。

圧力鍋は正しく使わないと思わぬ事故につながることもあります。下記のページでは圧力鍋を正しく使用しなかった場合の事故事例も記載していますので、圧力鍋を正しく使わなかった場合の危険性も理解した上で、正しい使い方を徹底してください。

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まとめ

いかがでしたでしたか?

今回は「圧力鍋は爆発するから怖い!」と思われている初心者さんへ、お送りしました。

事故の事例を見ていただいて理解してもらえたかと思いますが、使い方が正しければ爆発することはありません。

事故後もメーカーは消費者の使いか方が原因だとしても、安全対策をして改良を重ねています。

なので、よっぽどの事がない限り爆発することはありませんよ。

それと、なにより圧力鍋のメリットは調理の時短・経済的・調理の幅が広がるなど、主婦には強い味方です。

どうですか、圧力鍋でワンランク上の料理をしてみては?

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