モスキート音が聞こえない?耳年齢テスト動画の周波数一覧でチェック

先日、娘とコンビニで買い物をした帰り道での事です。

「あのコンビニ、キーンとすごい音がしてたね。」と言われ、私はというと全く気が気が付きませんでしたし、気にもしませんでした。

それが後日、たまたま見ていたテレビで「コンビニの前でたむろする若者が迷惑なので、モスキート音を流して追払う」と言った内容が紹介されていていました。

ここであの時、娘の言っていた事をはじめて理解することができました。

さて、今回は子供には聞こえて、なぜか大人には聞こえない「モスキート音」についてのはなしです。

ここでは実際に、モスキート音を聞いてみるテストができる動画を見ながら、自分の耳年齢がいくつ相応かチェックしてみてください。

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目次

テスト動画で知るあなたの「耳年齢」は何歳?

耳年齢というものがあるのをご存知ですか?

普段、会話していて特に耳の聞こえが悪くなくても、知らずしらずのうちに耳も老化していってるそうです。

耳が老化すると「高い音」から聞こえなくなるのですが、どのくらいの高音が聞こえなくなったかで耳年齢・年代がわかります。

モスキート音による聞こえ年齢チェックで、簡単に確認することが出来ます。

早速ですが、下の動画で音が聞こえた時点で動画をストップすると、耳年齢と周波数が確認できます。

いかがでしたか?

以下にこの動画の引用元さんの注意書きです。

20000Hzまで音が出るはずですが、お使いのデバイスによっては高周波音がカットされる可能性があります。

周波数の測定アプリなどで音の波形が出ているか確認してから利用してみるのがおすすめです(「FFTWave」というアプリが便利でした)

年代別でモスキート音が聞こえる耳年齢一覧

人間が聞き取れる周波数(音の高さ)は、20Hzから20,000Hzといわれています。

加齢によって可聴域が縮小していきます。

その原因は、鼓膜の中の細胞が高周波を感知する細胞から壊れてしまうためだからです。

聴力低下は20代より徐々に始まり、自覚がないのが一般的で、年齢とともに周波数の高い音(いわゆるモスキート音)は徐々に聞きにくくなります。

全年代 耳年齢一覧表
・10代…18000~20000Hz
・20代…16000~18000Hz
・30代…14000~16000Hz
・40代…12000~14000Hz
・50代…10000~12000Hz
・60代…8000~10000Hz
・全年代…7000~8000Hz

会話で最も使われる高さの音:1000Hz
人が出せる声よりも高い音(鈴虫の鳴き声程度):4000Hz
モスキート音:16000Hz以上

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若くして「老人性難聴」にならない為の予防法

モスキート音は20代後半から聴こえなくなると言われています。

それまでは加齢による可聴域の縮小はあまりみられませんが、その後は個人差はあるものの、高周波の聴力をはじめとして年齢とともに聞き取り辛くなります。

そして最終的には「老人性難聴」となります。

老人性難聴とは50歳代くらいから始まる症状で、音が耳に入ってきているのがわかっていても、認識できなかったり、周囲の雑音で聴こえなかったり、早口言葉が聞き取れなくなる症状をいいます。

つまり、音が耳に入ってきていても、脳にその刺激を伝えて理解することができなくなってしまうのです。

そのためにも早く「老人性難聴」にならない為にも予防策が必要です。

これは、2015年3月にWHO(世界保健機関)が発表した『91デシベルの音は1日1時間以内』と言う指標があります。

91デシベルの音とは
「イヤホンで音楽を聴くときわずかに音が漏れる」
「ドライヤーの音」
「ハイパワー掃除機の音」
「怒鳴り声」など。

これらの音を1日1時間以上聞くと耳の老化を早める危険があります。

老化で弱った耳はもとには戻らないとも言われています。

予防法としては
「大きな音を聞くときは『綿の耳せん』をすること」
「うるさい音を聞いた後はしばらく無音で過ごすこと(耳を休ませてあげる)」
「テレビや音楽は小さめの音にすること。(音に注力することで、耳の細胞を刺激し、老化防止に繋がる)」などがあります。

これらを普段から生活の中で、注意し予防を続けてください。

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モスキート音はさまざまなところで活用されている

有名な話しで、若者のたむろ防止装置なる音響機器(モスキート)が販売されています。

コンビニ、ショッピングセンター、ゲームセンター、マンション、公園など様々なところで取り入れられています。

そして、あの東京駅に隣接する「KITTE」でも、モスキート音響機器を導入しています。

何でも若者対策ではなく、ネズミ避けのためだそうですが、そんなところにもモスキート音が取り入れられたていたというのは驚きですよね。

話しが変わりますが、いま学生の間で流行っているのが、年齢のいった先生には聞こえないモスキート音を携帯の着信音にする生徒もいるそうです。

授業中でも、気が付かないのは先生だけなんて面白いですよね。

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まとめ

いかがでしたか?

今回はモスキート音のはなしでしたが、ここで耳年齢の測定はできましたか?

20000Hzから聞こえたという結果がでる人がありますが、これは測定上の誤りである可能性が高いです。

どういうことかというと、性能の低いスピーカーでは、20000Hzを指定させて発音させても、かなり低い音しか出ていない可能性があります。

そもそも20000Hzの音が聞こえる人は、非常に稀です。

モスキート音について、もしも自分の年齢に対して、良すぎる結果や悪すぎる結果がでたら、測定方法そのものを疑ってみる必要があります。

たとえば、測定のためにモスキート音のMP3をダウンロードすることができます。

しかし、MP3というのは、もともと、人間にはあまり聞こえない高周波数帯をカットする仕組みがついているので、MP3になっている時点である程度、音が聞こえにくくなっている可能性があるのです。

あとは、「FFTWave」というアプリで正しい音が出されているのか測定してみてください。

にしても今回ばかりは、いつの間にかモスキート音が聴き取れなくっている自分に、驚きと落胆をしてしまいました。

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