塩に賞味期限はあるの?昔からある食材保存に使われる塩の効果

いきなりですが、塩って賞味期限がいつまでなのか、なんて考えたことありますか?

あれって腐らないものだし、べつに賞味期限が無くても大丈夫でしょ!

そう思っている、あなた…。 正解です!

塩には賞味期限がありません。

そういえば、私も小瓶に入った卓上の塩って、いつ買った記憶にないですね。

そして、この塩の賞味期限の事を調べていくうちに、あれやこれやと気になることもでてきました。

塩以外に賞味期限が無いものはあるのか?

食材で塩漬けってあるけど、あれはなぜそんなことするのか?

いくら腐らないとはいえ、塩もきちんと保管しなくてはいけないことも。

今回はそんな塩のはなしです。

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塩に賞味期限が無い理由

塩は、品質の変化がない無機物だけでできていて、長期保存しても品質の変化が極めて少ない食品であるため、商品への賞味期限の表示義務がありません。

具体的には、細菌や微生物が繁殖しにくい環境であるからです。

それは、塩自体には水分を含んでおらず、強力な防腐力を持っています。

さらに、無機質なので微生物が生きるための養分も含んでいません。

そのため、長期保存ができるということです。

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塩以外で賞味期限が無い商品

そもそも賞味期限とは、食品衛生法やJAS法で定められている表記基準です。

具体的には比較的長く日持ちする加工食品に表示され、おいしさや品質を保証するために期限が設けられています。

おいしく食べるための目安なので、消費期と違って期限が切れても、食べられないわけではありません。

賞味期限が3か月以上のものは年月の表記だけでもいいのです。

なお、食品表示法では、原則的にすべての加工食品に消費・賞味期限を表示するよう義務付けています。

ガム、アイスクリーム、砂糖、食塩、酒類、氷、飲料水などは、品質の劣化が極めて少ないため、期限は表示しなくてもいいことになっています。

ただし、これらの食品も未開封で保存方法を守ることが条件となっている。

消費者が判断して食べることが前提であるが、生鮮食品以外の賞味期限がないものは適切に保存されていれば、長期保存ができます。

ただし繰り返しますが、美味しく食べるためには早めに食べるのがいいものもあります。

それでは、以下に「賞味期限がない商品」の一例を挙げます。

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砂糖

砂糖は長期保存しても変質することのない長期間保存が可能な食品のため、賞味期限が設定されていません。カビや細菌などの微生物が繁殖するためには水分が必要だが、その水分がないため長期保存ができます。

味の素(グルタミン酸ナトリウム)

味の素も砂糖と同じ理由で、変質することのない長期間保存が可能な食品のため、賞味期限が設定されていません。同じように、カビや細菌などの微生物が繁殖するためには水分が必要だけど、その水分がないため長期保存ができます。

野菜や果物

野菜や果物などの生鮮食品には賞味期限を表示する義務がないため、賞味期限が記載されていません。一方、加工食品は基本的に賞味期限の表示が必要となります。生鮮食品は長期保存に向かず、早めに食べることが前提になっています。

お米

精米年月日の記載はあるが、賞味期限はありません。これは野菜や果物と同じ農産物の扱いで、賞味期限の表示義務がないのです。代わりに食品表示法で精米年月日の表示義務があります。お米は精米すると時間が経つほど酸化が進み、「古米臭」という独特のニオイが発生したり、味が悪くなるからです。

ガム

原料が時間が経っても変化しにくい物質であり、水分も極めて少ない為、賞味期限の表示義務がありません。また包装も密封性が高く、常温にて保管した場合、長期間全く品質に変化がないことからが義務化されていません。

アイスクリーム

アイスクリーム類は、-18℃以下での冷凍保存の状態においては微生物は増殖しないこともあり、品質劣化が極めて小さく、商品として安定している食品ということで賞味期限が設定されていません。

はちみつ

賞味期限はあるが、はちみつは強い殺菌力を持っており、長期保存ができます。古くなったものを食べても問題はないが、風味を美味しく味わってもらう意味で賞味期限が設定されています。風味だけの問題で品質には関係ありません。

梅干し

調味料が塩だけの昔ながらの製法で作られたすっぱい梅干しには賞味期限がありません。しかし、これは塩分濃度が約18%の梅干しのはなしで、塩分濃度が約10%の減塩タイプの梅干しには賞味期限があります。減塩タイプは冷蔵庫で保管して、なるべく早く食べるのがようにしてください。

昆布

昆布は本当は賞味期限がありません。ただ法律上、袋詰めにして販売すると賞味期限を表示しなければならないため、便宜上賞味期限が記載されているだけです。また、水分を含むとカビが生えてしまうので、保存状態には注意をしてください。

日本酒

製造年月は記載されているが、賞味期限は表示されていいません。これは食品衛生法で酒類については賞味期限の表示を省略できるとしているためです。ただし、日本酒を美味しく飲める期間はあり、製造後6ヵ月~1年程度とされています。お好きな方には何も問題がないと思います。

ウイスキー

日本酒と同様に賞味期限は表示されていません。ウイスキーは蒸溜をしたアルコール度数の高いお酒のため、未開栓で保存状態がよければ、長期間安定した品質を保つことができます。時間が経ってもその差に気付くほどの変化がありません。

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大昔からある食材保存として塩漬けの効果

腐敗しやすい畜肉や魚介類・野菜等を塩分濃度の高い状態におく事で細菌(雑菌)を繁殖させにくくし保存する手段としてこれらは古くから利用されてきました。

身近なところで畜肉ではハム、魚介類では塩辛、野菜類では漬け物の一種なんて見覚えがあるのではないでしょうか。

食材が腐ったり痛んだりする原因は、細菌やカビなどの微生物が腐敗菌として、食材に付着して増えていくからです。

塩には食材そのものだけでなく腐敗菌の水分も奪う性質があるので、腐敗菌が生きていけなくなり、食材が長期保存できるようになるのです。

さらに塩には腐敗菌を殺す効果だけでなく、いろいろな効果があります。

例えば、燻製を行う前に肉に塩漬けをおこないます。

塩漬けにする事によって、塩に含まれているミネラルが肉の持つ旨みを引き出し、より美味しくする効果があります。

その塩には、いろいろな力があるのです。

 国内の塩を使った塩保存の歴史 

塩で食品を保存する技術は、奈良時代からありました。

当時は宮廷への献上品として、魚の干物が使われました。

魚の干物でいうと、全国的に広まったのは江戸時代です。

しかし、当時は保存性を高めるために、塩を強くして中まで乾燥させる方法でしか保存でき無かった為、しょっぱくて固い食べ物でした。

今の半生で薄塩の干物は、流通が発達しているから可能なのです。

 ヨーロッパの塩を使った塩保存の歴史

中世ヨーロッパでは、塩を使って肉や魚、野菜をすでに保存していました。

また、イエス・キリストも塩の保存性に着目し、弟子達に教えています。

中でも、大航海時代のポルトガルでは塩ダラの貿易が漁業と製塩業の発展を促しました。

その理由は塩を作る人工池(塩田)を作る技術が発達し、塩の生産量が増加したからです。

結果、塩漬けの魚の生産量の増大につながり、ヨーロッパ各地の人々を飢餓から救いました。

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塩の保存方法3つのポイント

塩は普段どこに保存していますか?

賞味期限も設けられていないことから、他の調味料と比べて保存に気を使わない存在かもしれません。

でも、塩の保存は注意しないと、固まりができたり、臭いが付いてしまうことも。

使う頻度の高い塩、固まりがあると、不便で困りますよね。

ちょっとした工夫で、固まりや臭い移りを防いで、良い状態で保存することができます。

 塩の保存に良い場所は

塩を保存するのに理想の場所や状態は、

  • 高温多湿を避け、風通しの良い場所
  • 温度や湿度変化の少ない状態
  • 近くに臭いの強いものがない場所

に保管ができることが基本です。

では、具体的にどのようなすれば、よいのでしょうか?

「高温多湿」を避けるには、湯沸かししている際などに蒸気が当たりやすい場所や、シンクの近くに保管するのは避けたほうが良いですね。

塩は、開封前も開封後も常温での保存が可能な調味料です。

しかし湿気を吸収すると、水分により固まりやすくなってしまいます。

塩は一度固まってしまうと使いづらくなってしまいますよね。

保存場所には気をつけましょう。

もし、塩が固まったら

・電子レンジ
固まった塩を耐熱皿に並べて500Wで30秒から1分間加熱する。すぐに触ると火傷の可能性があるので、粗熱を取ってから手でほぐそう。

・フライパン
固まった塩をフライパンでサラサラになるまで炒る。

・生米
塩の容器に生米を入れる。生米が湿気を吸ってくれるので、固まった塩もサラサラになる。ただし、即効性はないので、時間がある時に。固まる前に入れると、固まり防止にもなる。

 塩の保存にいい容器は

臭いを吸着しやすいのも塩の特徴。

臭いの強いものと一緒に保存しないことも大切です。

塩の保存には、以下のような容器がおススメです。

  •  密閉性の高い容器
  •  フタ付きの容器

空気が入りにくい密閉容器は、塩の保存に最適です。

大袋で購入した塩を一度開封した後など、密閉容器に入れて保管しておくと安心です。

食卓で使用する塩も、フタ付きの小分け容器に入れておくのがおススメです。

フタのついた容器に塩を入れ、乾燥剤を一緒に入れておくと湿気を吸収してくれます。

「中で塩が固まって塩が出にくく、思いっきり振ったら、かけすぎてしまった・・・」なんてことにならないように、フタ付きの容器や乾燥剤を使い、湿気を避けて保存しましょう。

 冷蔵保存は大丈夫? 気をつける点は?

冷蔵庫は湿度が低く低温なので、塩の保存には最高の環境ですよね。

しかし、保存するだけなら冷蔵庫でも問題ありませんが、気をつけるべき点があります。

冷蔵庫から取り出した塩を常温の場所に置くと、塩の容器・包装の内側に結露が発生して塩が固まりやすくなってしまいます。

冷蔵庫で保存する場合、使用後はすぐに冷蔵庫に戻すようにしましょう。

また、冷蔵庫内は魚や肉などの食材の匂いが多くので、臭いが移らないよう、密閉容器を使用することをおすすめします。

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まとめ

今回は塩の賞味期限から保存方法まで、いろいろな塩のはなしでした。

塩以外にも賞味期限があったのには、驚きでしたね。

それに、塩は昔から調味料としてだけでなく、食材の保存に使われていたなんて驚きです。

他に大昔の話で、エジプトのピラミッドの建設に使われた奴隷には、水と塩だけは欠かさなかったと聞いたことがあります。

人は体内から塩分が欠乏したら、活動できなくないます。

私達の日常生活に無くてはならない塩は、とても貴重なものなんですよね。

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