突然ですが、台風や地震って本当に怖いですよね。
あの震災からこれまで、皆さんの記憶に残る天災が、日本のあちらこちらで起き続けています。
私も含め、みなさんもこれらの災害は他人事では無いと思います。
これは自慢できることか、どうかわかりませんが、日本はそういった災害の多い国なので比較的、救助・救援対策が他国より優れていると思います。
とは言え、日本気象協会からは、食料など各家庭1人あたり3~7日の備蓄を推奨されています。
どうですか?皆さんは、避難用品や備蓄ってしてますか?
今回は少し真面目に、災害時の食事についてのはなしです。
災害による、電気・水道・ガスがのインフラが止まったら、どうしようもないですよね。
特に食事なんて、火が無いのに、どうしていいのかわかりませんよね。
たとえば、乾パンやクラッカーだけじゃ味気ないです。
そこに缶詰でもあれば、リッチな気分になりますが、お腹を満たす分を確保しようとすると、めちゃめちゃ重量がかさばります。
これらだけで3日以上過ごすには、かなり大変だと思います。
そこで、そんな時に水さえしっかりあれば、調理して食べられるものを紹介させてもらういます。
目次
災害時にカップ麺を水でつくる調理法
最近、ネットやTwitterで話題になっている、水だけカップ麺などを作る調理法。
これを覚えておけば、水とその材料だけで避難時の食事が少しレパートリーが増えます。
意外なモノもありますので、合わせて紹介します。
チキンラーメンー調理時間15分
災害時を想定して一度やってみようと思っていた『水でカップ麺作り』に挑戦!麺に味がついたカップ麺を用意し、水を注いで15分。麺は少しかためでしたが、スープもちゃんとしみ出して味もイイ感じ(驚)!試食した息子たちから「冷やしラーメンみたいでありだよ、あり!」と感想が出ました! pic.twitter.com/vOiEXtWspS
— 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) 2017年8月22日
まずは初級編です。
チキンラーメンの場合は麺をどんぶり容器に入れて、水を注いで15分ほど待てばできあがり。
感想は「麺は少しかためでしたが、スープもちゃんとしみ出して味もイイ感じ(驚)!試食した息子たちから「冷やしラーメンみたいでありだよ、あり!」と感想が出ました!だそうです。
これは、想像できる範囲ですよね。
冷たいぶん、味が薄く感じるかもしれませんが、調子乗ってスープを飲み干してしまうと後で喉が乾くので、気をつけましょう。
カップ麺ー調理時間60分
【カップ麺は水でつくれる】
・カップ麺:水を注ぎ、ほぐれるまで待つ。粉末スープは先に入れる。
・カップ焼きそば:麺が隠れる程度に水を注ぎ、20分待ち、その後液体ソースをからめる。
・袋麺:水を袋麺に直接注ぎ、15分間待つ。倒れないように注意。#豪雨災害https://t.co/8quR2lR1Ui— 地震・ニュース速報@Yahoo!ニュース (@YahooTopicsEdit) July 8, 2018
粉末スープを入れ、そこへ水と一緒に注ぎ入れ20分ほど待ちます。
普段食べているカップ麺の味とほとんど変わらないようです。
水ということで冷たさもあり、お湯のカップ麺と比較すれば、おいしい!とまでは言えないようです。
でも、満足感を得られるくらいのおいしさはあります。
待ち時間20分ではかやくの戻りからしても、やはり時間が短いようです。
60分待ったものでも、お湯で使ったものと比べると、薄味に感じるという人が多かったです。
でも、時間をかけるほど、麺とスープが馴染み、味が濃くなったと感じるようです。
常温の水でカップヌードルを食べるなら、おすすめの待ち時間は60分ということでした。
ソース焼きそばー調理時間20分
昨年、水で作るカップ麺をご紹介しましたが、今回は水で作る「カップ焼きそば」に挑戦です!災害時を想定し、カップに注ぐ水の量は少なめ。麺が隠れる程度です。20分待ち、液体ソースをからめて完成!注いだ水が少ない分、いわゆる湯きりで流す水の量は少なくてすみました。麺の固さと味はバッチリ! pic.twitter.com/EnjU7e9TpI
— 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) 2018年6月28日
はじめに、かやくと麺が隠れる程度に水をいれます。20分待ち、余分な水を切り。液体ソースをからめて完成!
しかし、実際はソースを回しかけ、麺をかき混ぜますが、ソースがなかなか麺に絡みません。
お湯に比べて温度が低いため、麺の油分が溶け出してくれない様子。
結果、ソースよりも麺の色が目立つ焼きそばになってしまいました。
味は、カップ麺の時同様に、通常のものよりも味は薄い印象です。
しかし、麺はやわらかすぎるほどで、これであれば20分では十分すぎるかもしれません。
問題なのは“かやく”。お肉がお水では戻りきってない感じがあり、ゴリゴリとした食感でちょっと食べにくさがありました。
なので、かやくだけ少し長く水につけておき、麺は少し早めにすると食べやすかったかもしれません。
結果、硬めの麺が好きなら10分から15分がベスト。かやくは先に取り出しておいて、長めに戻したほうが良さそうです。
マジックライスー調理時間60分
サタケの保存食「マジックライス」シリーズから『五目ご飯』を選んでみました。
マジックライス、いわゆるアルファ米ですね。
炊き上げたごはんを熱風などで乾燥させたもの。
水を加えると元に戻るそうで、熱湯なら15分、水なら60分で出来上がります。
同じように保存食「マジックパスタ」シリーズもあります。
こちらは水を加えて20分待てばOKです
用意したい備蓄について
先程までは、水だけでも作れる食事でしたが、ここでは具体的に実際は、何をどれだけ備蓄すれば良いのでしょう。
「気象庁」から、わかりやすいものありましたので、こちらで紹介させていただきます。
いざという時に自分や家族を守るため、普段から備えておくことはとても重要です。
動画では、『何を、どう備蓄すればいいのか』についてご紹介します。
動画を参考にして、「備蓄のススメ」リーフレットのチェックシートを使い、ご家庭にある食料品を確認してみましょう。
チェックシート付きの「備蓄のススメ」リーフレットは、印刷用PDFボタンからダウンロードできます。
現在どれくらいの備えができているかを記入しながら確認し、ローリングストック法を使い、備蓄していきましょう。
印刷して日頃から見えるところに貼り、備えを進める参考にしてみてください。
【引用:気象庁「備蓄の心得」】
まとめ
いかがでしたか。
今回は災害に備えた、水でだけ作る調理法についてまとめてみました。
熱々のカップ麺を普段たべてると、なんだか物足りなさも感じますが、非常食にラーメンとか食べられると少しホッとするとおもいます。
2章めの気象庁「備蓄の心得」にも書かれていますが、非常時には食べ慣れた物を食べることで、人は落ち着くことができます。
色々なインスタント食品を紹介しましたが、「非常食」です!って言うものよりも、いつものカップヌードルなどが良いですよね。