レンジや炊飯器を使った栗の茹で方|簡単な栗の剥き方や保存方法

毎年のことですが、先日ご近所さんにたくさんの栗を頂きました。

そのご近所さんの庭には、とても大きな栗の木があります。

この時期になると、その栗の木からは大量に、それも大きな粒の栗がなります。

焼いても蒸しても、ホクホクしてほんのりと甘い栗はとても美味しいですよね。

それに、そのまま食べても美味しいだけでなく、料理やお菓子にもイロイロと活躍してくれます。

しかし、栗ってあの硬い鬼皮から実を取り出し、渋皮までむくのも面倒ですよね。

なとか、栗を簡単に下ごしらえが、できないものでしょうか?

そこで今回のはなしは、レンジや炊飯器を使った「栗の簡単な茹で方」と下ごしらえとして「栗の皮の剥き方」「栗の保存方法」などについて、ご紹介しますね。

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目次

1.炊飯器を使った栗の茹で方

まずは炊飯器で栗の茹で方を紹介します。

こちらは、たっぷり栗を頂いたときに良い方法です。

材料
生栗 1kg
水 約500cc

1.
きれいに洗った生栗(1kg)を炊飯器に入れて水(約500cc)を加え、炊飯スイッチを押すだけです。

2.
炊飯器によってはご飯のように炊き上がりを認識できないことがあるようです。その場合は35分~40分経ったら手動でスイッチを切って取り出してください。蒸らす必要はありません。

3.
炊飯器や栗の大きさによって多少水分量は変わると思いますが、栗全体が水にかぶっていなくても大丈夫です。

ワンポイント👍
水の量は栗1kgに約500ccとしましたが、正確でなくても大丈夫です。多少の誤差でも出来上がりは同じでした。ゆで上がり後の茶色くなった水が底に残るので、出来上がったら捨てて下さい。できたては甘みが強い気がしますが、冷ました方がホクホクで美味しいです。

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2.電子レンジを使った栗の茹で方

次に電子レンジを使った栗の茹で方です。

こちらはひとりでおやつ代わりにといった、少量の場合に良い方法です。

材料
生栗 5〜8粒
水 適量

1.
栗を洗ったら、お尻の固い所だけ包丁で皮を剥きます。

2.
耐熱容器に栗が重ならないよに並べ、栗に水をかぶるくらい入れます。

3.
密閉しないように軽く蓋を上にのせ、電子レンジ(500W)で5〜8分加熱してください。

4.
冷めたら、栗を取り出して、皮を剥きます。
手で、スルッと剥けます。

ワンポイント👍
栗の実が大きかったり、量が多い場合は火の通りが悪いです。
加熱時間は様子を見ながら8分以上で試してください。

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3.意外と簡単な栗の剥き方

こで意外と知られていない栗の剥き方を紹介します。この下処理が分れば、栗の甘露煮、栗ごはん、栗おこわなどレパートリーが広がりますよ。やってみれば、意外と簡単な栗の剥き方を是非この機会に一度、挑戦してみてはいかがでしょうか。

栗の剥き方

1-1.
ボウルに栗を入れ、栗が浸かる程度の水を加えて冷蔵庫で一晩(7~8時間)浸けておきます。

1-2.
時間が無く早くしたい場合は茹でて皮を柔らかくします。
栗が十分浸かるくらいの水を入れ、水から栗を茹で、沸騰したら火を止めます。
自然に冷まして、手が入るくらいの温度になったら、次の皮を剥く工程に入ります。

2.
栗の底の部分に切れ目を入れ、底から先端に向かってはぐようにして鬼皮を剥きます。

3.
同様に包丁を使って渋皮を剥きます。

4.
たっぷりと水を張ったボウルに3を入れ、10分程浸けてアクを抜きます。

ワンポイント👍
・下処理で茹でる場合、茹で過ぎると皮を剥くときに、実が柔らかくなりすぎてボロボロになります。茹で時間には注意してください。
・栗の皮は硬いので、手の怪我には十分に注意して下さい。よく切れる包丁をしっかりと握って剥くと、うまく剥くことが出来ます。
また、栗の皮むき用の道具を使うと、とっても剥きやすいですよ。

4.おいしい栗の保存方法

①常温保存 1~2週間

近々、調理をするつもりでしたら常温で1~2週間程度保存ができます。

皮付きの生栗をビニール袋のままでも良いのですが、美味しく保存するのであれば、新聞紙で包み直してください。

生栗はビニール袋の中で汗をかき、そこからカビの発生原因にもなります。

保管場所は直射日光や高温を避けて、涼しい場所に保存することが大切です。

急な温度変化は味が落ちるので、いわゆる高温多湿はさけましょう。

あと、栗の中には虫がいる可能性もあるため、できれば長く常温保存は避けた方が無難ですよ。

②冷蔵保存 2~3ヶ月ほど

冷蔵庫で保存する場合はおよそ2~3ヶ月ほど保存ができます。

皮付きの生栗を保存する場合は、栗の表面の汚れを落とし、1日天日干しにしましょう。

栗の中の水分が適度に抜け、甘さが凝縮されます。

そして常温での保存と同様、栗を新聞紙に包み、ビニール袋に入れてチルド室で保存してください。

保存場所が野菜室でないのは、余分な湿度を避けたいのでチルド室をおすすめします。

途中、様子をみて新聞紙が湿ったら、新しいものに変えてくださいね。

③冷凍保存 半年~1年ぐらい

生栗の保存期間はおよそ半年~1年ぐらい保存ができます。

以前から、栗は冷凍保存すると美味しくなるって言われてます。

その理由は栗を冷凍状態の0度に近くになるほど、甘みが増すそうです。

実際、寒い環境に1ヶ月おくことで、多くて3倍程度、糖度が増えたという報告があるようです。

それでは保存方法です。

まずは先程、説明した栗の剥き方」の方法で栗の皮を剥いてしまいます。

すべて剥き終わったら、ザルに上げ水気を切り、フリーザーバッグに入れて冷凍室の保存しましょう。

水滴が付いたままだと、冷凍したときに栗どうしがくっついてしまうので、キッチンペーパーなどでよく水分は拭き取ってください。

こうすることで、解凍する際は完全に解凍してしまうのではなく、半解凍の状態もしくは、凍ったままでも使えますよ。

ただし、長期保存ができるのは良いのですが、どうしても冷凍庫のニオイ移りが気になるところです。

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 まとめ

今回のはなしは栗の茹で方からはじまり、保存方法まで紹介させてもらいました。

いままでは栗をもらうと、正直に嬉しいのですが、それ以上に面倒くさいって思っていました。

でも、意外と茹で方も剥き方もちょっとした工夫で簡単にできることも分かりました。

わたしもこれを知ってからは、毎年のこの時期がとても待ち遠しくなりました。(笑)

これで我が家の秋の味覚定番メニューとして、栗ご飯は欠かせないものになりました。

ぜひみなさんも、どうぞ真似てみてください。

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