朝食にゆで卵は定番メニューですよね。
最近では、卵のコレステロールが多いと言われていた俗説が見直されたり、ゆで卵でダイエットっていうのも流行りました。
私もタルタルソースやスコッチエッグといった、卵料理が好きなんですど、ゆで卵って失敗するとめっちゃ剥きにくですよね。
殻に白身がくっついて、ゆで卵がどんどんボロボロになってく姿にイライラしてきて、最後にはムッキー!って(笑)
お店のゆで卵はあんなにツルッと剥けるのにどうしてなんでしょう?
さて、今回はそんなゆで卵の殻をキレイに剥けるコツや失敗してしまう原因について調べてみたはなしです。
これで、あなたもゆで卵に余計なストレスを感じない、ゆで卵上手になる方法です。
目次
1.ゆで卵がきれいに剥けるコツ6選
①きれいに剥けるコツは茹で方で9割きまる
【作り方】
- 鍋に卵がかぶるくらいの水を入れ沸騰させる。
- 沸騰したら弱火にし、冷蔵庫から出してすぐの卵を入れて弱火のまま12分ゆでる。蓋はしない、動かさない。
- 火加減が弱すぎると白身が固まらないので、中火と弱火の間くらいにします。
- 12分経ったら、お湯を捨て、すぐに流水にさらす。温度差がキレイに剥けるコツです。
ワンポイント👍
- 卵は直前まで冷蔵庫に入れておくこと。
- 沸騰したらまず弱火にし、その後冷蔵庫から卵を出し鍋にお玉を使って、割れないようにそっと入れてください。殻のひび割れを防ぎます。
- こちらのレシピは固茹でです。固茹で12分、半熟は7分を目安に茹でてください。
②卵のおしりをスプーンで軽く叩いてヒビを入れてから茹でる
茹でる前です。
卵はとがってる方が上にパッケージされてるので、ひっくり返して裏側を上にします。
まず茹でる前に、卵のお尻(尖っていないほう)に少しだけヒビを入れておきます。
スプーンとかで、やさしく軽く叩けばOKです。
似た方法で、お尻部分に針や安全ピン、画びょうなどで穴をあけます。
1cmくらい差し込みましょう。ちょっと勇気いりますけど…(笑)
殻に小さく穴を開けることによって、薄膜(殻の内側の膜)と卵白との間に水が入り込むためむきやすくなると考えられています。
また、新しい卵は二酸化炭素によって白身が殻に押し付けられやすいので、穴を開けることで隙間を作り、卵白と殻が直接くっつかないようにするというのが理由だそうです。
③手でむくかわりにまな板の上でコロコロする
茹でた後、殻の剥き方です。
まず、卵の殻に何箇所かヒビをいれます。
つぎにまな板の上にその卵を置いて、手の平で軽く押さえながら、コロコロ転がします。
そうすることで、卵から薄皮についた状態で殻が剥がれてきます。
しかし、半熟卵は潰れやすいので気をつけましょう。
④手でむくかわりに上下にヒビを入れて片方からフッと息を吹き込む
茹でた後、殻の剥き方です。
卵の上下の殻をちょっとだけ(直径1~2cm)割って剥きます。
この時、頭(尖った)の方は小さめで、お尻(丸い方)は大きめに剥くのがコツです。
頭の方から、勢いよく息を吹き込むと、面白いようにツルンと卵が殻から出てきますよ。
⑤手でむくかわりに水とゆで卵を容器に入れて思いっきり振る
茹でた後、殻の剥き方です。
ゆで卵の殻を簡単にむく方法です。ゆで卵をフタ付きの瓶に入れ、たっぷり水を注ぎ、10秒ほど振ると簡単にむけます。
裏技らしく、とっても面白いワザです。ちょっと試したくなりますよね。
しかし、半熟卵は容器の中で割れてしまうので、オススメできません。
⑥1週間ぐらいおいた卵を使って茹でる
古い卵がコツです。
産み立ての卵の白身には、ニワトリの体内でできた二酸化炭素が多く含まれ、白身を殻に押しつけるため、殻が剥きにくくなるのです。
産んでから5日以上経つと、白身に含まれる二酸化炭素の量が少なくなり、殻が剥がれやすくなります。
さらに、ゆで卵は味の点でも、新しい卵よりもちょっと古い卵のほうが向いているのです。茹でる前から二酸化炭素の抜けている古い卵は、タンパク質がプリプリに固まって食感がよくなるそうです。
新鮮な卵が美味しいとは限らないってことすね。(笑)
2.殻に白身がくっつく原因は?
これの前のコーナーで軽く説明させて頂きました、ゆで卵がうまく作れないのは、卵の鮮度が影響しています。
再度、もう少し詳しく書きます。
新鮮な卵は水分と二酸化炭素を多く含みますが、数日経過すると、これらが散逸します。
卵をゆでると新鮮な卵に多く含まれている二酸化炭素の圧力が急激に高まり、卵の薄皮を卵の殻に押しつけてしまいます。
このため、卵の卵白と薄皮が殻に密着してしまうことからむきにくくなるのです。
ということで殻をうまく剥けない卵は、新鮮な卵を使っているということですので、いい卵を使っているんだ!! ということで納得ですね。
3.ゆで卵の保存方法と賞味期限
まずはゆで卵の前に生卵の保存方法の説明です。
生卵は常温でも保存可能です。気候や保管場所により多少は変わりますが、冷暗所で冬場でしたら、約2ヶ月も保存出来ます。
生卵の常温保存の目安と保存期間
- 12~3月(気温10度前後)…約2か月
- 4~6月・10~12月(気温23度前後)…約3週間
- 7~9月(気温28度前後)…約2週間
ただ、常温保存で生食する場合は、たとえ冬でも2週間以内を目安にしてください。
それ以降は熱を通して食べましょう。
それでも2週間以上さきで、生で食べる場合は菌の繁殖も怖いので、冷蔵保存を心がけましょう。
ここからは本題で、ゆで卵の場合はどうでしょう?
ゆで卵は殻をむいた状態よりむかない状態のほうが長持ちします。
殻にひびが入ったものは菌が繁殖してしまうかもしれませんので、常温保存は無理です。
殻つきのものは冬ならば常温で保存できますが、それ以外の時期はやめたほうが間違いないです。
夏に常温で保存する場合、12時間も持たないんだそうです。
常温保存は冬に冷暗所で、殻つきのまま、賞味期限は3日間です。
ゆで卵は、冷蔵保存が基本です。
ゆで卵の冷蔵保存の目安と保存期間
- 殻つき…3日以内
- ひびが入ったもの..2日以内
- 殻をとったもの…12~24時間以内
生卵よりゆで卵のほうが日持ちしません!しかも、ゆで卵は冷蔵庫で保存するのが基本です。
まとめ
以上、今回のはなしはゆで卵をきれいに剥く6つのコツでした。
いわゆる、あるあるネタですが、実際役に私は役に立っています。
なかなか、ゆで卵って殻がうまく剥けなかったときって、ダメージが大きいですよね。
今回、しったことで「新鮮な卵は剥きにくい」って聞いた時ショックでした。
何でも、新鮮なものが良いと思ってきましたからね。
これで、今日から卵むきの達人として、失敗はありませんよね。
ぜひ、ここのワザは試してみてください。