普段、足の臭いも自分では気が付きにくいものなんですね。
ワキガなどと並んで気になるものといえば、足裏の臭いではないでしょうか。
特に女性はブーツを履いた日に、脱いでお座敷などに上がる際にニオイがしないか気になって、食事を楽しめなかったという人も多いのでは?
足裏には臭いの素となる要素が多いので、しっかり原因を把握し対策しなければ、自然と改善されるといったことはありません。
クサイ足の改善方法は簡単!
臭いの元となる雑菌をしっかり洗い落とすことです。
意外と正しい足の洗い方を知りません。
そこで今回はそんな足の臭いの原因をしっかり知って、その臭いを消す方法についておはなしをします。
目次
1.足の臭いが取れない原因は?
足の臭いの原因は「体臭」なんでしょうか?
それとも、「汗」の臭いだと思っていませんか?
実は足の臭いが臭い原因は「体臭」でも「汗」とも似ていますが、ちょっと違う足の臭いの発生メカニズムを持っています。
足裏はタップリ汗をかく
人の足の裏には汗をかくための腺、いわゆる「汗腺」が通っています。
そして、その足の裏の汗腺からは、一日にコップ一杯分の汗をかきます。
コップ一杯と聞くだけで、かなり大量の汗であることが分かりますよね。
また足の裏の汗腺は、脇などとは違う「エクリン腺」と呼ばれている腺が通っています。
エクリン腺は、 体温を調節するために汗をかく機能が備わっていますが、たくさん汗をかいても脇とは違い汗のニオイがしません。
ちなみに、脇などに通っている汗腺は「アポクリン腺」と呼ばれており、こちらはニオイがするので、そのままにしておくと体臭につながってしまいます。
つまり、本来なら足の裏にかく汗はニオイがしないはずなのですが、何らかの事が重なってニオイがしてしまっているのはナゼでしょう?
その答えは雑菌です。
通気性の悪い靴を履いていると、靴の中で汗がこもってしまい、雑菌が繁殖しやすくなってしまいます。
さらにそれを一日じゅう、靴のなかで長時間密封状態にしているわけですから、足の臭いや雑菌も…。
想像するだけでも、たまったもんじゃありませんね。(笑)
この雑菌こそが、足が臭い最も大きな原因です。
足の臭いのもとは「イソ吉草酸」
さて、その足のニオイのもとになる雑菌のはなしになりますが、もう少しお付き合いください。
少し専門的ですが、そのニオイの元は、足の汗や角質が分解されてできる「イソ吉草酸」という物質が原因です。
実はこの「イソ吉草酸」は、臭いとしてチーズもしくは、加齢による口臭のような不快感を伴う、刺激臭を生み出している化合物と同じものなんです。
それで、あの強烈でしつこい臭いなわけなんですね。
「イソ吉草酸」が発生する仕組みは、角質が汗によって落ち、垢となる→菌がその垢を食べてイソ吉草酸となるのです。
それで、体質やストレスなどで汗をかきやすい人は、通常の人より「イソ吉草酸」が出やすいというわけです。
しかし冷静に考えれば、逆を言えばこの「イソ吉草酸」とかいう物質をなんとかして消し去ればいいわけですよね。
次に足の臭いを消す方法について、紹介します。
2.足の臭いを消す3つ方法
先でも説明したとおり、足の臭いの主な原因は「足に発生する雑菌(イソ吉草酸)」をキレイに退治することです。
足を清潔にする為の3つの方法を紹介します。
①まずは正しい足の洗い方をマスターしよう
まずは、正しい足の洗い方をマスターしましょう。
足をキレイに洗うコツ、それは「足は足だけで洗うこと」。
上半身から順番に洗っていくと、足に到達する頃には石鹸の洗浄力も落ちてしまっています。
身体を洗ったついでに洗うのではなく、改めて石鹸を泡立てて、足だけをしっかり洗うようにします。
【正しい足の洗い方】
①洗う前に湯船につかります。
シャワーだけの時は、頭を洗っている間、洗面器にお湯を張って底に足をつけておきましょう。しっかり3分以上浸します。
②石鹸を泡立てて、手で優しく足全体を洗います。
雑菌が特に繁殖しやすいのは指の間です。
爪の間も汚れが溜まりやすいのでブラシなどを使って丁寧に洗いましょう。
③洗い終わったら、タオルで優しく拭き取りましょう。優しくがポイントです。ここで強く擦ると、皮膚が壊れて角質が出やすくなりますので、足でも優しくしてあげてください。
④洗った後が大事です。寒いからといってすぐに靴下をはいたりしないように。足がしっかり乾くまで放置してください。お風呂のすぐは、足の汗腺からはポカポカと、見えない汗がいっぱい出てますよ
②家にある薬品をつかう
◆イソジンを使う
うがい薬として使われるイソジンは足のニオイ消しにも役立ちます。
もともとイソジンは消毒薬なので、足の雑菌にも効果があってもおかしくなないですよね。
ただ、あの濃い赤茶色の液体は服に付いたりするとシミにもなってしまうので気を付けてくださいね。
では、使い方です。
桶にお湯をはって、イソジンを5滴ほど入れてかき混ぜます。
そして足を2分ほどつけてイソジンの着いた足を綺麗に洗い流します。
タオルで水気を取ればおしまいです。
◆ミョウバンを使う
スーパーにも売っているミョウバンは、足の臭い対策に使えます。ミョウバンには殺菌効果や制汗作用があるため、表面の雑菌を除去することができます。
ミョウバン水の作り方は簡単。まず水500mlと20gのミョウバンを用意し、ペットボトルの中に入れます。ミョウバンは溶けるまでに時間がかかるため、ペットボトルのふたをしめてよく振り、冷蔵庫で保管してください。水が透明になったらミョウバン水の完成です。
使用するときは、さらに10倍に薄めると、刺激が強くなりすぎずオススメです。ガーゼに染み込ませたり、霧吹きスプレーの容器に入れ吹きかけたりして使います。
◆重曹を使う
重曹も臭いに効果があります。洗面器にお湯を張り、大さじ2~3杯程度の重曹を加え、そこに15分程度足を浸すと、臭い対策になります。
足の臭いの素となる雑菌であるイソ吉草酸が酸性のため、アルカリ性の重曹を使用することで中和され、臭いが消えます。2~3日試すと臭いが気にならなくなってくるはず。
ちなみにイソジンやミョウバンと重曹、混ぜると効果がなくなってしまうので、必ず別々に使用してくださいね。
③市販で購入する足の消臭
市販されている足裏の臭い対策用品を使って、対処することもオススメです。
ただ、いろいろな製品が販売されているため、どれを選べばいいのか分かりにくいですよね。
そこで、どのような基準で選べばいいのか、おすすめの製品とポイントを合わせて紹介しますね。
◆しっかり洗う 石けんタイプ
石けんタイプの場合、選ぶポイントは普通の石けんやボディーソープなどには含まれていない洗浄力や殺菌力の強い成分が配合されているか確認します。多くは炭や柿渋などの成分が配合されることがあります。ほかにも殺菌作用が期待できるミョウバン入りもおすすめします。
入浴時に、この石けんを使って足裏や足の指の間を洗ってあげることで、臭いを根本的に取り除くことで、高い効果が期待できます。
先に説明した、足の洗い方を参考にご使用ください。
わきが 石けん 薬用 ミョウバン石鹸 EX ドクターデオドラント 加齢臭 石鹸 デリケートゾーン
ミョウバンの力で汗も抑えつつ臭いを退治!
紹介するこの石けんの大きな特徴は、ミョウバンが配合されていることです。ミョウバンに含まれている強力な殺菌・消臭効果にさらにペパーミントを加えて、気になる足裏臭にしっかりと働きかけてくれます。特にミョウバンの制汗効果は強いため、足裏の臭いの大きな原因となる汗に働きかけて、臭い対策をしてくれますよ。
気になる足裏などの部分洗いに使用できるのはもちろん、全身にも使えますので、ボディケア用としてもあると便利ですね。
◆サッと消臭 スプレータイプ
デオドラントスプレーは、ストッキングや靴下の上からでも使える手軽さが魅力です。無香タイプと香り付き、どちらも用意されていますね。なお、スプレータイプは気になった時にいつでも使えるのは良いのです。そこで選ぶポイントは、持ち運びがしやすいコンパクトボトルが、オススメです。
しかし、スプレーは根本的な臭いの対策をしてくれているわけではありませんので、臭った場合の対処法として持ち歩く、といった使い方です。
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気になる足のニオイに効くドクターショール消臭・抗菌 靴スプレー。香りで誤魔化さず、天然消臭成分でニオイを瞬間消臭。出ているニオイもスグに消し、抗菌、防カビ成分「コウキンマスター」がニオイの元となる細菌、カビの再繁殖を徹底的に抑これからのニオイの原因も阻止します。脱いだ後の靴のエチケットにいいですよ。
◆じっくり効果的 クリームタイプ
クリームタイプの選ぶポイントは汗の分泌を抑えて、殺菌作用があるか確認してください。
また、クリームタイプは足裏や足指の間などに直接塗りつけることができるため、大きな消臭効果が期待できます。患部に密着させるので、クリームの中に配合された有効成分もじっくり浸透します。
効果的な使い方は、寝る前やお出かけ前に使用するのがおすすめです。
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足の臭いには制汗するのが常識ですが、無理に制汗すると乾燥を招いて、汗の分泌を招いてしまいます。そのことに注目し、開発されたのがティノンです。ティノンは殺菌をしながら保湿することで汗の分泌を抑えて臭い対策をします。
紫外線吸収剤や着色料などを無添化にしていて、保湿もあるので敏感肌の方にとても好評の足の臭い対策クリームです。
3.他にもある足が臭い人の3つの特徴
これまで、臭いの原因と消す方法について説明してきました。
ここでは足のニオイが臭い人の特徴をあげます。
理由もなく臭くなるわけではありませんので、まずはなぜ自分の足が臭くなってしまうのか理解しましょう。
足が臭い人の3つの特徴
- 食べる物に問題がある人
- 靴が不潔な人
- 体調面や精神面でやられている人
以上の3つに当てはまるのでしたら、自分に合った対策をしましょう。
①食べる物に問題がある人
口にする食べ物によって、体臭が変わるという話を聞いたことはありませんか?
よく、肉食の人は体臭がきつくなると言う説が唱えられていますが、足の裏のニオイもそれと同じで食べるものによってはニオイがきつくなる場合があります。
特に、アルコールやにんにくなどの刺激物を好んで摂取していると、ニオイがきつくなると言われています。
食生活が原因の場合は、刺激物を少し控えて、柑橘系のフルーツを食べることをおすすめします。
②靴が不潔な人
履く靴によっても、足のニオイは左右されます。
特に、革靴はニオイがこもりやすいと言われています。
革靴は通気性が悪いものが多いので、長時間履いているとどうしてもムレてしまい、雑菌が繁殖しやすくなってしまいます。
また、革靴だけでなくローファー、ブーツなどをよく履く人も注意が必要です。
対策としては、日頃から靴の手入れを行うことが大切です。
できれば、2、3足を毎日ローテンションを組んで、履き替えて下さい。
そして、靴の為にも履かない日は一日、陰干しをして下さい。
③体調面や精神面でやられている人
特に原因が思い当たらない場合は、自律神経失調症などの精神的なものが原因かもしれません。
ストレスなどは溜まっていませんか?
人間の体は、ストレスを溜めすぎてしまうと疲労臭と呼ばれるニオイが出てきてしまいます。
精神的なものによっても、足の裏のニオイは強くなってしまうので、注意が必要です。
精神的なものが原因の場合は、あまり考えすぎず、ゆっくりと休息をとることを最優先に考えてみてください。
暴飲暴食を控え、ゆっくりと入浴するようにします。
そして、なるべく睡眠時間を多く取り、朝までぐっすりと眠りましょう。
まとめ
今回は足のニオイの原因と対策に付いておはなししました。
足裏の臭いは自分も気になりますが、相手に不快感を与えやすいものでもあります。
デリケートな問題ですから、なかなか指摘もされませんし、またされるのも悲しいものですよね。
そのため、やはり日頃からのケアが大切になってきます。
ここでご紹介した方法はグッズも合わせて、ぜひ毎日のケアに取りいれて、無臭の足裏を目指してください。