足が太い。
ダイエットして体重が減ったのに、鏡の前に立つとカラダは痩せたけど、なんか下半身だけが太いままでバランスが悪い。
こんなことってありません?
実は多くの方が経験していることなのですが、下半身は上半身に比べて痩せにくいのです。
その理由を簡単に言うと、世間で紹介されるダイエットは内臓脂肪だけを落とす方法が多いのです。
だから、食事制限だけで痩せようとした場合なんかは、痩せるのは主に上半身だけだったんです。
そこで、今回のななしは下半身が太い人の理由を知って、そしてタイプ別の下半身痩せヨガを動画と合わせて紹介しますね。
目次
1.下半身が太い人の5つの理由
ダイエットをしながら、いつも体重に気を付けていても、なかなか下半身は効果があらわれにくいですよね。
「デニムのストレートパンツを履けば、太ももが目立ってしまう」
「ジムでダイエットしようと運動をすれば、脚だけ太くなってしまう」
「なぜだかヒールを履いた日は、よく道でつまづく」
など、こんな経験がある方はやっぱり、上半身と下半身のバランスが悪いからなんですよね。
その理由は体質もありますが、ダイエットだけでなく、あなたの生活習慣に問題があるかも知れません。
ここでは、原因となる5つの理由あげますので、心当たりがあるようであれば注意が必要です。
(1)セルライトで下半身が太い人
太ももやお尻をつまむと、ボコボコと脂肪が浮き出てくるのは、ご存知のセルライトですね。
足が太い人の多くは、むくみよりもセルライトに原因があると言われています。
セルライトとは脂肪が水分や老廃物で結びつきコラーゲンで固められた落ちにくい脂肪のことです。
胸やお腹の脂肪はセルライトにはなっていないので、ダイエットでも落ちやすいです。
それに比べ、食事制限や運動をして代謝をうながしても、下半身のセルライトは脂肪なのに、まったくお構いなしで全く落ちてくれません。
しかも、このセルライトは通常の脂肪よりも落ちづらいだけでなく、一度できてしまうとどんどん悪化していくので、放っておくと脂肪同士がくっついて更に大きなかたまりに増殖してしまいます。
そんな注意すべき生活習慣で
「しょっぱいものや脂っこいものが好き」
「お酒をたくさん飲む」
「下半身の多少の冷えは我慢する」
こんな方は注意が必要です。
これらの不摂生な生活習慣は血のめぐりを悪くし、身体をむくみやすくしているため、セルライトを増やすだけでなく脂肪を代謝させるミトコンドリアを破壊してしまっているのです。
セルライトを解消するには、
まず、脂肪を柔らかくしてからマッサージを毎日しましょう。
セルライトのある場所は体温が低い入浴などで温めてからマッサージをしましょう。
運動でカロリーを消費し小さくなった脂肪を排出していきましょう。
(2)骨盤の歪みからくる下半身が太い人
下半身の太くなる理由として、骨格や骨盤の歪みが原因で、血行が悪くなりむくみを招いていることが多ようです。
この状態で、いくら食事制限などをしても下半身だけは痩せないですよ。
特に注意すべきはこんな人
「足を組むことが多い」
「姿勢がいつも悪い」
「片足に重心をかける癖がある」
は骨盤がゆがんでしまっている可能性があります。
足を組む姿勢は左右どちらかに体重がかかり、実は骨盤が歪んでしまいます。
足を組む癖のある人は、ダイエットしても足が太くなりやすいみたいです。
また、ハイヒールや自分のサイズに合っていない靴を履いている人は不安定な状態で歩いているため骨盤がゆがんでしまっている可能性があります。
ほかにも、女の子座りや横向き寝・うつ伏せ寝なども骨格が左右非対称になりやすく、歪みを招くと言われています。
このように、骨盤がゆがむと下半身の血行不良を招き、代謝を悪くしてしまうため、脂肪がつきやすい身体になっていきます。
上半身と下半身の境目にある骨盤には全身のバランスを保つ大事な役割がありますので、骨盤の矯正をオススメします。
(3)水分不足で下半身が太い人
「水を飲みすぎるとむくむ」ということを聞いたことはありませんか?
実はこれは間違いで、逆に水分不足のほうがむくみや下半身太りに深刻な影響をもたらします。
水分が足りないと血行が悪くなり、老廃物が下半身に溜まり正しく排出されない状態がつづくため、むくみにつながります。
人の身体は何もしなくても0.9Lの水を排出するようにつくられているため、最低でも排出する分の水分を補給しておかないとどんどん血の巡りは悪くなり、老廃物が蓄積されていきます。
モデルさんの中は1日に2L以上の水を摂る人もいるようですが、これは老廃物の詰まりやむくみを流すという意味では非常に効果的であると言えます。
(4)冷え性からくる下半身が太い人
下半身が太い人は、体に水分を溜めやすい、食事をしてもカラダが冷たいといった、冷え性の人が多いです。
冷たいものや乳製品は控え、消化のいい食べ物をたべてください。
寝すぎない程度の十分な睡眠と、朝ストレッチで交感神経を優位にすることも有効です。
また、下半身の冷えが強いと体を守るために皮下脂肪が増え、その蓄積がセルライトになりやせにくくなります。
20分程度の入浴や白湯を飲んで体を内側から温めて、燃焼しやすい体質づくりを心がけて下さい。
(5)内転筋の衰えからくる下半身が太い人
内転筋とは、内もも全体にある大きな筋肉で、脚を閉じようとするときに使う筋肉です。
内転筋が衰えてしまうと外側の筋肉に引っ張られて股関節がゆがんできたり、O脚やガニ股といった、脚のかたちまで変わってしまう原因につながります。
この内転筋が衰えると下半身が太くなる原因に繋がります。
また、多くは人は出産や加齢で骨盤が開くと、両ももあたりの骨も左右に広がり、ヒップが大きくつぶれて、O脚の姿勢になってしまいます。
こういった人は、ヒールの外側が極端にすり減り、脚の外側の筋肉を使いすぎて歩いている可能性があります。
さらに、座っていると脚がだんだんと開いてきてしまう人やピタッと脚を閉じたままいられない人は、すでに内転筋が衰えているかもしれないので注意が必要です。
下半身痩せに重要なのが内転筋です。
普段からエクササイズをするつもりで、姿勢に気をつけましょう。
①立つときは、両足の内くるぶしと膝をくっつけてヒップを締める。
②歩くときは内側の膝が軽く当たるように。
③電車やエレベーター内で、気づいたら両膝をつけ内腿を締める。
と意識して下さい。
2.下半身が太い人の3つのタイプ別ダイエット法
(1)「水太り」タイプ
水太りというのは、いわゆる「むくみ」のことです。
上半身はほっそりしているのに、下半身だけプヨプヨしている人に多いと言われています。
水太りの大きな原因は、リンパや血液の流れが滞っているからなんです。
からだの巡りが悪くなると、老廃物や余計な水分が排出されにくくなって、下半身にどんどん溜まってしまいます。
溜め込まれた老廃物は、やがて慢性的なむくみへと進化します。
脚痩せダイエットポイント
これを解決するためには、筋肉をつけて下半身の血流を良くしたり、リンパマッサージでしっかり流すことが大切です。
放っておくとセルライトの原因にもなるので、早めにケアしましょう。
筋トレがキツいという方は、リンパ系のヨガなどから始めてみるのも良いかもしれません。
(2)「脂肪太り」タイプ
脂肪太りタイプは、その名の通り下半身に脂肪がたっぷり付いているタイプ。
脚だけが太いというよりは、全身ぽっちゃり気味であったり体脂肪が高い人が多いのが特徴です。
脂肪太りの人に多く見られるのがセルライト。
セルライトは脂肪のまわりに老廃物がこびりついたものだから、当然材料になる脂肪が多いほどできやすくなります。
全体的にぽっちゃり体型の人はまずカロリーを摂りすぎていないか見直すところから始めましょう。
脚痩せダイエットポイント
脂肪太りの場合は一般的なダイエット方法で確実に痩せることができます。
食事をバランスよく整えることから始めましょう。
とくに苦しい制限をかける必要はありません。
毎日三食規則正しくバランスよく食べるだけで、一品料理や脂っこいものばかりを大量に食べることを避けましょう。
また間食もなるべく我慢しましょう。
とくに糖質と脂質は脂肪になりやすいので控えます。
そして運動です。この運動を毎日続けるというのが最大の難関かもしれません。
初めからハードな運動をする必要はありません。まずは食べた後に動く習慣を身に着けましょう。
(3)「筋肉太り」タイプ
筋肉太りの人は、スポーツなどによって脚の大きな筋肉が発達していることが多いです。
そのまま筋肉の上に脂肪がつくと、脚はさらに太くなる一方です。
人によっては筋肉と脂肪がミルフィーユ状になって、すき間にセルライトができてしまうこともあります。
また姿勢の悪さや浮き足、自己流のトレーニングを続けていると、からだを支えるために変なところに筋肉がつくこともあります。
脚痩せダイエットポイント
3タイプの中では1番痩せるのに時間がかかるので、正しい知識を身につけることが大切です。
筋肉太りタイプの人は、筋肉の中の脂肪を燃焼しなくてはいけないので激しい運動や筋トレなどの無酸素運動を行うのは逆効果です。
アウターマッスルをさらに発達させてしまいます。
インナーマッスルを使って脂肪を燃焼させるにはゆっくりと動くストレッチやピラティス、ヨガなどの有酸素運動を選ぶのが正解。
これらは歪みからくる筋肉の張りを根本から改善するのにも有効です。
脚の筋肉を伸ばすためにゆっくりとかかとを上げ下げしたり、お風呂上がりに前屈することを習慣づけるのも効果的ですね。
まとめ
今回のはなしは、下半身が太い人の理由と細くなる方法を紹介しました。
下半身太りの原因は、1つではありません。
人によって原因は違います。
自分はどういう症状があるかを知ることで、思い当たる原因も分かって来るのではないでしょうか。
ダイエットをしても下半身だけが痩せないという人は、ダイエットが失敗しているわけではありません。
もしかすると、これまで紹介したようなことが、原因の可能性もあります。
しっかりと原因を知って、すっきりとした下半身を手に入れましょう。