ペットロスで後追いしない為の気持ちの乗り越え方|友人へ送る言葉

ペットを亡くした時は、

「うちにきてこの子は幸せだったかな?」

「最期は苦しまなかったかな?」

「もっとこうしてあげれば良かった。」

と、心の中で疑問や後悔でいっぱいだと思います。

そんな中、自分では気が付いてなくても、ペットロスになってる可能性があります。

どうしても、仕事をしていても手がつかず、何かも投げ出したくなります。

最悪、ペットの後追いを考える飼い主さんもいたりします。

大切なペットを亡くして、会いたくなく気持ちはわかります。

しかし、ペットはそんな悲しそうなご主人さんを見たくないと思います。

今回はペットロスのはなしです。

ペットロスの乗り越え方と、もし知人がなったらどんな言葉をかけて良いのかをまとめました。

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目次

1.ペットロスでやる気が出ない気持ちの乗り越え方

(1)ペットロスってどんな症状なのか

自分ではペットロスがどうかなんてわかりません。

一般的に言われている、ペットロスの症状はこのようになっています。

もし、自分に当てはまる症状がいくつか見られるようでした、注意が必要です。

「ペットロスにかかった人の症状」

  • 不眠
  • 情緒不安定、疲労や虚脱感・無気力、めまい
  • 摂食障害(拒食症・過食症)
  • 精神病様症状(ペットの声や姿が一瞬現れた気がする錯覚、幻視・幻聴などの幻覚や、「今に帰ってくるのではないか」という妄想など)
  • 胃潰瘍など消化器疾患(心身症)

一般的なペットとして、飼われている犬や猫の平均寿命は約10年ほどと短命です。

冷たいようですが、人よりも早く死を迎えてしまうのは当然の事です。

ペットの死に対しての悲しみを受けいる事ができず、防御反応を起こしてしまうのがペットロス症候群なんです。

これは一種の精神的・身体的な障害です。

それが、ペットをきっかけにこのような症状をもたらされる為、ペットロス症候群と言われます。

(2)ペットロスが重症化しやすい人

ペットの死がなかなか受け入れられない人が、ペットロスを重症化させます。

もしあなたが、ペットが亡くなることを想像できないのは危険です。

以下のチェックから、「ペットロスが重症化しやすい人」のチェックをしてみてください。

「ペットロスが重症化しやすい人」

  • 根がまじめで几帳面、責任感が強く何事にも熱中しやすく、献身的なタイプの人
  • 過去ペットロス体験が未解決のまま、今回ペットの死を迎えてしまった人
  • 死(ペットや人)を極端に恐れている人
  • すべてにおいてペット優先の溺愛状態、愛着過多な人
  • ペットと不本意な分かれ方をした人(容態急変、事故)
  • ペット死後の対処に悔いが残る人

これは、あくまでも重症化しやすい人です。

上記のタイプが必ず重症化するわけではありません。

なかにはペットロスは軽く終わる場合もあります。

(3)ペットロスにならない対処法

ペットロスにならない為の対処方法として、以下にあげます。

しかし、これでペットロスが治るというわけでものではありません。

とりあえず、つぎのようなことをしてみることで心が落ち着くことがあるので試してみてください。

「ペットロスにならない対処法」

  • 悲しかったら涙を流すなど感情を素直に表現する
  • 食事は必ずとる
  • 眠れなくても、横になって身体を休める
  • 何か自分の好きなことをしてみる
  • 定期的に軽い運動をする
  • 友人や知人と会い、おしゃべりをする
  • 家の模様替えをする
  • ペットのものを整理する
  • お葬式をする
  • お墓を作り、お参りに行く
  • ペットの写真を飾る
  • ペットの一部をアクセサリーにして身につける
  • ペットのアルバムや本などを作る

(4)ペットの弔いで心の整理

ペットの死に対しては、亡くなったペット思い、弔って心の整理をつけることが大切です。

自分の家に庭があり、小さなペットであれば、そこに埋めてやってもいいでしょう。

お寺の中にはペットを埋葬してくれるところもありますし、ペット専門のペット霊園が全国各地にあります。

この場合は火葬してお骨を埋葬します。

葬儀をして、ペットの死を人の死と同じように弔い、ペットに対しての愛情と感謝の気持ちを表現するというのもいいかもしれません。

葬儀はペットといっしょに過ごす最後の時間で、ペットの死を現実として受け入れ、ペットとの素晴らしかった暮らしをいい思い出に変えていくいい機会となります。

もし、葬儀に一緒に参加してくれる家族がいれば、自分の感情を共有することができ、悲しみや不安を和らげることができます。

そして、少なくとも最後に見送ることで、ペットへの感謝をする時間ができます。

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2.身近にいるペットロスになった人に贈る言葉

もし、あなたの友人や家族にペットを死なせて、落ち込んでいたらなんて声をかけていいのか分からないですよね。

ペットロスになると、どんな言葉も届きません。

しかし、ほっとく訳にもいけません。

いまは伝わらなくても、立ち直るキッカケとして、次のことばをかけてあげましょう。

(1)病気で亡くなった子の場合

病気で亡くなったペットは、ご主人さんにずっと看病をしてもらっていたことでしょう。

看病をしていたご主人さんは、いつもその子の体調を気にして、病院に連れて行ったり薬を飲ませたりと、毎日頑張っていたに違いありません。

そこで、「○○ちゃん、病気にかかっても□□歳まで生きられたのは、ご家族の看病の甲斐があったからだね。」

「最期までママがそばに居てくれて、幸せだったと思うよ。」

といったように、看病をしていたご家族を労い、気持ちを汲み取った一言をかけてあげてください。

(2)事故や突然死の場合

事故や突然死の場合、飼い主さんは、現実を受け止めるのに時間がかかります。

自分の不注意で事故を防げなかった、という悲しい状況の場合は、自分自身を責めている飼い主さんがほとんどです。

こんなときこそ、気の利いた言葉をかけてあげたいですよね。

「突然のことで、私も本当に驚いています。○○ちゃんと過ごした日々は、宝物ですね。」

「感謝の気持ちで、お見送りしてあげてください。わたしもご冥福を祈っていますね。」

など、「ペットのお悔やみの言葉」や「飼い主さんへの励まし」を含んだ言葉が良いですね。

(3)老衰の場合

「大往生で、○○ちゃんはあなたの家族になって幸せだったね。」

一緒に過ごした時間が長ければ長いほど、飼い主さんは大きな悲しみの中にいます。

最期を看取った飼い主を労い、気持ちが報われるような明るい言葉をかけてあげるのはいかがでしょうか。

いつか、飼っていたペットが長生きしてくれたことが、飼い主さんの誇りとなれば、うれしいですよね。

(4)言ってはいけないこと

最後にペットを亡くした飼い主さんに、逆に絶対言ってはいけない言葉があります。

かけがえのない、家族同様のペットが亡くなった、大きな悲しみの中です。

茶化したような言葉や、心無い言葉は絶対にいけません。

「新しい子を飼えば」

「ずいぶんもったね」

「(亡くなるのが)若かったね」

「たかが犬。たかが猫」

などのような言葉は、飼い主さんの心に大きな傷を残してしまうこともあります。

また、つい言いがちな言葉で「可哀想に」

という言葉も良くありません。

「うちの子は可哀想だったの・・・?」

と、ペットが亡くなるまで献身的に看病や介護をしてきた飼い主さんにとっては、それを否定するような言葉に受け取られてしまう場合があります。

こちらも悪気はなくても、大切なペットを亡くした飼い主さんにかける言葉には慎重に。

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3.ペットロスを少しでも軽くする「虹の橋」というお話し

ペットロスに悩んだことがある飼い主さんは、きっと聞いたことがある『虹の橋』という詩です。

旅立ってしまったペットたちが、天国のほんの少し手前にある虹の橋のたもとで家族を待っているお話です。

作者は不詳のまま世界中で語り継がれてきた優しい物語です。

亡くしてしまったあの子を想い涙が止まらない飼い主さんの、心を少しでも軽くできるように語り継がれてきた物語なんでしょう。

きっと読めば、あなたも何か伝わるものがあると思います。

『虹の橋』

天国に続く道の少し手前に「虹の橋」と呼ばれるところがあります。

この地上にいる人と愛しあっていた動物たちは、

死を迎えると虹の橋へと向かいます。

そこには草地や丘があり、緑がいっぱいで、いつも暖かく気持ちの良い陽気がみなぎっています。

いつも食べ物と水があり、彼らはみんなで走り回って遊び、そして疲れたら「天国への樹」と呼ばれる木の下で休むのです。

病気をしていた者も、歳をとった者も、元気いっぱいの姿に戻り、

傷ついて動かなくなった手足さえ、元通り。

かつての地上での良き日と思い出が夢のようによみがえってきます。

虹の橋では、みんな満ち足りた気分で幸せに暮らしているのだけれど

気がかりなことがひとつだけありました。

それは自分にとって愛する人が、ここにいないという寂しさでした。

そんなある日のこと。

動物たちがいつものように元気に遊んでいました。

ふいに、一匹が立ち止まり、遠くを見つめます。

瞳は、キラキラと輝き、からだは喜びに震えはじめます。

突然、その子は仲間達を後にして、緑の草原を駆け出しました。

あなたを見つけたのです。

早く、早く、急げ、急げ!

虹の橋で再会した二人は固く抱きあいます。

懐かしいキスが、あなたの顔に降り注ぎ

あなたは、あの頃と同じように、優しく頭をなでながら

我が子の瞳を見つめ返すのです。

あなたを信じ切って見つめてくる、まっすぐな瞳。

別れたあの日から、ずっとずっと片時も忘れることのなかった

愛しいその瞳を。

それから二人は、一緒に「虹の橋」を渡っていくのです。

天国への道へと…。

 

原作者不詳

日本語詞:KENZO

【引用:ペットロス虹の橋へ

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まとめ

今回はペットを亡くした人とそも身近な人へのはなしでした。

飼ってたペットを亡くすことは悲しい事です。

よくペットは家族と言いますが、それ以上の存在に感じる飼い主さんんも多いのでないでしょうか。

ここでは伝えきれない事も多いので、ペットロスに辛く耐えられない様であれば一度、「日本ペットロス協会」というサイトを訪れてみてください。

きっと、ここでも何かあなたの生きるヒントがあると思いますよ。

日本ペットロス協会HP

 

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