セルライトを潰すのはダメ!?潰してイケナイ理由とできる原因は?

1度できてしまうとなかなか解消できないセルライト…。

年齢に関係なく、できてしまうもの。

そんなセルライトが太ももに表れたら、人に見られるのが恥ずかしくて、足を露出するスカートやショートパンツなど、履くのにためらいを感じた経験はありませんか?

雑誌やテレビでは、お腹のセルライトをギューッと絞り潰してますが、実は絶対やらないでください。

内出血をしてしまうほど、お腹を真っ赤にしてセルライトを潰すなんてトンデモナイ!

そうは言っても、そもそもセルライトとは一体なんでしょう?

潰してイケナイその理由は、セルライトのでき方と構造にヒントがあるんです。

そんこで今回のはなしは、セルライトの出来る原因について徹底解説します。

次回では、セルライトのタイプと消し方についておはなしします。

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目次

1.意外と知らないセルライトのこと

日本人女性の80%以上がセルライト持ちと言われるほど、セルライトは私たちにとって身近な存在です。

ただ、このセルライトを詳細に知っている人は意外と少ないのではないでしょうか?

セルライトとは、皮下脂肪が脂肪細胞を肥大させ、リンパや血管を圧迫してできたものを言います。

そして、あのブヨブヨしたものの正体は、排出されきらない水分や老廃物・脂肪のカタマリなんです。その見た目からも、別名「オレンジピールスキン」とも言われています。

「セルライト」と「脂肪細胞」は混同されがちですが、違うものと理解しておいてください。

よくセルライトは肥満のせいでできると単純に思われがちですが、できる要因はさまざまで、やせ型の人にもできてしまう事があります。

脂肪細胞は肥満気味の人に男女問わずつくことが多く、内臓や皮下につきがちですが、適切な食事制限や運動で減らすことができます。

それがセルライトの場合、皮下脂肪の多いといった体格に限らず、多くは女性のウエストから、ふとももといった下半身に多くみられます。

そしていったんついてしまうとダイエットでは簡単に除去することが難しいのがセルライトです。

肥満が原因ではないと先程も言いましたが、やはり肥満傾向の人は脂肪に血管やリンパが圧迫されて血の巡りが悪くなりやすいため、セルライトができやすくなるのも事実です。

もちろん、細身の人も不規則な生活や運動不足、加齢などによって新陳代謝が低下して老廃物が溜まるとセルライトはできてしまいます。

実は、セルライトはある日突然できるわけではありません。

皆さんが気が付かないとこで、2~3年の間に徐々に進行して肌表面にデコボコが現れてくるてくるんです。

その出来てくる様子は、20代後半から代謝が低下し、血の巡りが悪くなりやすく、徐々に老廃物が脂肪細胞に蓄積されてセルライトを肥大化させてきます。

そして、30代になってセルライトが急に増えた人というのは、気がついていなかっただけで、その20代からセルライトを蓄積していた可能性は高いです。

この兆候は疲れやすく、ダイエットで体重が落ちにくいといった、代謝の低下を感じ始めたら、セルライトの蓄積が始まっているかもしれません。

今、お肌にデコボコがないとしても、その皮膚の下では着々と「セルライト」が準備されているかもしれませんよ。

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2.セルライトを潰すのがイケナイ3つの理由

某雑誌や口コミで「セルライトは潰して取る!」と言われ、そう信じていませんか?

痛いのを我慢して、せっせと力強く、内出血させながらセルライトをもみ潰しをしている人はいませんか?

それって、間違ってます!

セルライトを無理やりつぶすような、強すぎるマッサージは血管やリンパを傷つけ、かえって血の巡りを悪くしてしまうことになってしまいます。

セルライトの周辺を、雑巾を強く絞るようにつまんでマッサージするのも、同じ理由でやらないでください。

そうなんです、脚や腕、お尻といった部分に関係なく、セルライトをむやみやたらに潰すと逆効果なんですよ。

世間で見かける、「自宅で簡単にできるセルライトの潰し方」「簡単にセルライトを潰せるマッサージ方法」なんて情報がありますよね。

また、プロのエステシャンがお腹をギューッと捻ってる画像も。

確かにこれでは「セルライトは潰して除去する」と勘違いされても仕方ないと思います。

それでは、なぜ潰してはいけないのか、理由は3つ!

セルライトを潰していけない理由

①セルライトを潰そうすると皮膚の組織や毛細血管を傷付けてしまう

②体内のコラーゲンが細胞を修復しようとし、さらに大きな脂肪ができてしまう

③上記のせいで、除去どころかセルライトを増幅させてしまう

潰すようにセルライトをマッサージすると、毛細血管が破れて体内に流れだし、再生機能によってそれが修復されます。

マッサージで、うまく流れ出せなかった脂肪が老廃物として固まり、結果的にセルライトを増やしてしまうという理屈です。

つまり、 セルライトは脂肪に老廃物が絡みついている状態なので、「潰す」のではなく「溶かして流す」ことが正しいセルライトの除去のしかたです。

セルライト除去には、ある程度の時間がかかります。早く効果を出したいからと、無理な力をかけて潰してはいけませんよ。

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3.セルライトができるまでの4ステップの流れを解説!

先も言いいましたが、セルライトができるとダイエットでは落としにくくなってしまいます。

セルライトは、身体の新陳代謝の低下と共に、冷えなどで血流が悪くなり、脂肪や水分、老廃物の流れが滞ってしまうことで現れます。

貯まってしまった、皮下脂肪や老廃物がコラーゲン線維と共に固まり、デコボコした「セルライト」になってしまうのです。

それでは、セルライトが作られているメカニズムはどうなっているのでしょうか。

セルライトができるまで4ステップ

ステップ1 老廃物

日常の食事や水分補給で、不要となった排泄物はおしっこやうんこで体外に排出されますよね。それが、新陳代謝の低下と共にうまく体外へ排出できず、体内に溜まっていきます。

それら、排泄しなければいけない老廃物の中身は、中性脂肪も含まれます。この中性脂肪が体内に残ったまま、細胞の周りに絡みついて肥大化していきます。

ステップ2 脂肪細胞組織の結合

脂肪細胞の肥大化により血管が圧迫され、血行不良になり、脂肪細胞同士が癒着して、徐々に大きな塊ができていきます。

ステップ3 コラーゲンの修復機能

コラーゲンの能力は、毛細血管の損傷や脂肪組織の修復機能があります。例えば、医療分野でも積極的に人工皮膚などのコラーゲン医療が行われています。

そんな修復能力に優れている、コラーゲンが逆に厄介になってしまうことがあります。変形や損傷した細胞組織と一緒に老廃物も結合してしまいます。

ステップ4 リンパ液の固まり

身体の代謝が悪いと、リパ液が老廃物として脂肪細胞の周りに吸着し固まってしまいます。もともと女性は皮下脂肪がつきやすく、脂肪の塊だけなら運動すれば燃焼されますが、セルライトになると、含まれる老廃物などは運動やダイエットだけでは消えません。

ちなみに、代謝が悪くさせる主な理由は、「冷え性」「むくみ」「運動不足」「加齢」などです。

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4.セルライトが出来てしまう8つの原因

セルライトが出来る原因は色々あります。

その元凶とも言える、脂肪の増加や血の巡りの悪化、代謝の低下などは日ごろの生活の中に原因が潜んでいます。

もしあなたが、まだセルライトはできていないとしても、心当たりがあるなら要注意ですよ。

セルライトが出来てしまう8つの原因

①偏食
脂質や糖質の多い食事は脂肪の元になり、セルライトの原因にもなります。

脂質や糖質以外にも、添加物や保存料を含む食品も肥満や代謝低下の原因になることも。
添加物や保存料は体内に吸収されず、尿などで体外に排出されます。そのときに、体内で一定の量しか作られない酵素を大量に必要としてしまうため、体内の酵素残量が少なくなり、結果、代謝が低下します。

そうなるとむくみを引き起こし、それがセルライトの原因に繋がります。 着色料も同様です。セルライトの原因になる「添加物」・「保存料」の使われている食べ物は、なるべく摂取しないようにしましょう。

②運動不足
日頃の運動不足は新陳代謝を落します。

そうなると、脂肪が燃焼されない太りやすい体質になり、代謝の低下・血行不良に繋がります。当然、セルライトが生まれやすい体質になってしまいます。

③姿勢が悪い
姿勢が悪いと筋力が低下し、さらに血行も悪くしてしまいます。

美意識の高い女性のなかには、「毎日、全身を鏡でチェックしています」という人も多いのではないでしょうか。

では、後姿をチェックしている人はどのくらいいるでしょう。浴室に三面鏡は難しくても、自室に置いて、たまにでも後ろ姿もチェックしてみてください。

その際、肩甲骨周りや、そこから腰へ降りていく脇のラインをチェックしてみましょう。まるで何かが上から押し流されているかのように、脂肪のうねりを確認できる人は少なくないはずです。

④寝不足
睡眠不足は血行不良や代謝低下を招く大きな原因。

例えば、寝不足で目の下にクマができるのは、血行が悪くなって静脈が青く肌に透けてしまうためです。

また、最近の研究で睡眠が食欲に関係することがわかり、睡眠が不足すると食欲が増すのだとか。血行が悪くなり、さらに食欲増加で太ってしまえば、セルライトができても不思議ではありませんね。

⑤ホルモンバランスの低下
ホルモンバランスの崩れは様々な不調の原因になりますが、実はセルライトもその一つ。

特に女性は生理や妊娠、出産、過度なダイエットなどで定期的に女性ホルモンのバランスが変化しやすいので要注意です。ストレスからホルモンバランスを崩す人も多いので、ストレスを溜めない暮らしも心がけたいですね。

⑥老化
仕方がないことですが、加齢もセルライトの原因になります。

年齢と共に体のたるみが気になったことはありませんか?
代謝が落ちてダイエットしても痩せにくい身体になり、太ってしまうこともたるみの原因になりますが、もっと怖いのが筋力の低下によるたるみです。

加齢による筋力低下で脂肪を支えられなくなると、周囲の血管やリンパ管が圧迫されて血の巡りを妨げやすくなります。長年蓄積された老廃物が一気にあふれ、セルライトを増加させてしまう恐れがあるので注意したいところです。

⑦喫煙
タバコに含まれるニコチンは、血管を収縮させて血行を悪くします。

特に喫煙が常習化している人は慢性的に体が冷えやすく、血の巡りが停滞して痩せにくく疲れやすい体になってしまいます。

タバコの有害物質も身体に取り込んでいるので、喫煙はセルライト作りに貢献しているようなものですね。

⑧サイズの合わない下着
思ったことがないかも知れませんが、下着のサイズが合わないのもセルライトの原因に。

ちなみにどのくらいの頻度で下着を買い替えますか?
お気に入りが見つかると、それに固執してしまうのはわかります。せっかく清水の舞台から飛び降りたつもりで購入した高価な勝負下着、少しサイズが変わったくらいでサヨナラしたくない気持ちもわかります。

でも、サイズの合わない下着を着けていると、下着と体の接触部分を中心に、老廃物が溜まりやすくなり、結果として、セルライトを形成するお手伝いになってしまうのです。ボディラインを整えるための補正下着でも同じです。

サイズの合わない下着を着けているくらいなら、安いスポーツブラでも、サイズに合わせてどんどん買い替えていった方が美容のためですよ。

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まとめ

今回はセルライトの出来る原因をメインに、おはなししました。

ただの皮下脂肪とは違う、単純な肥満ではないと言うことが分かりました。

それに、どこでも言われることですが、生活習慣の乱れもセルライトをつくる原因になることも分かりました。

なかなか、仕事や子育てが忙しいのに、規則正しく生活するなんてできませんよね。

しかし、なんでできるのかを知ることで、自分の行動は少しだでも変わってきます。

ソレだけでもセルライトをこれ以上、増えることはないと思います。

次の回で、いよいよセルライトの消し方についておはなしします。

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