これまで、セルライトの正体や出来る理由、それになぜセルライトを潰してはダメなのかをはなしをしてきました。
ここから先は、セルライトのタイプと潰さずに消す方法を紹介します。
出来てしまったセルライトは、諦めないで対策をとれば消すことができますよ!
目次
1.セルライト4つのタイプ
自分がどのセルライトタイプなのか知っておくことで、効率的な改善方法が見えてきます。
さっそくセルライトの種類をチェックしましょう。
セルライトの4つのタイプ
①脂肪型
セルライトにお悩みの女性のなかで約半数近くがこの脂肪型タイプだと言われています。
一番多いタイプですがじつは一番解消しやすいのもこのタイプで、適切なダイエットや正しく行うマッサージで解消が見込めます。
カロリーの過剰摂取・食生活の乱れ・運動不足による肥満でリンパや血液の循環がさまたげられると、老廃物がきちんと体外へ排出されず脂肪細胞のなかに溜まり、膨張してセルライトになってしまいます。
まだセルライトが目立つ段階ではありませんが、放置すると繊維型になって除去が難しくなるので、早めのケアが大切です。
②むくみ型
むくみ型セルライトに悩まされる女性は約3割ほど。
冷えやむくみのせいでリンパ・血液の循環が悪化すると、老廃物や水分を排出する働きも滞ってしまいます。その蓄積した老廃物が原因となり発生してしまうのがこのタイプ。
しかし、こちらも比較的解消しやすく、根本の原因であるむくみ・冷え性を改善したり、体内の新陳代謝を活性化させることがおもな解消法であるとされています。
体を温めることと、リンパの流れを整えるマッサージケアで改善することができます。お休みの日に温泉スパに行ったり半身浴をするのもいいかもしれません。とにかく体を温めることでダイエットの効果も出やすいです。
③線維化型
全体の1割ほどしかこのセルライトに悩まされている人はいないとされています。
ウエストやお腹周りのお肉をぐっと大きくつまむと、ボコボコとした凹凸が肌表面にあらわれるタイプのセルライトにお悩みの方は、この線維化型です。
脂肪型を放置しておくと、セルライトにコラーゲンが絡みついて硬くなり繊維型のセルライトになります。
強く固まって硬化してしまっているため、普通のダイエットやマッサージなどでは改善が困難です。セルライト除去に効果のある美容マシンなどでないと除去はむずかしいとされています。
④筋肉型
セルライトの中でも、もっとも除去が難しいと言われているのが筋肉型のセルライトです。
もともとはスポーツをして筋肉がついている人にできやすいセルライトで、筋肉の上についた脂肪がセルライト化してしまった状態です。運動を再開したからと言って簡単に消えるということはないようで、改善がもっともむずかしいとされていています。
このタイプのセルライト除去には、専門の美容マシンや美容整形手術にくわえ、マッサージなどの長期的なケアが必要になってきます。
2.身体のセルライトができやすい部分
セルライトといえば、太ももにできるイメージがありますよね。
でも、ほんとはあちらこちらにデコボコが出来てしまうんですよね。
では、セルライトのできやすい部分はどこになるのでしょう?
セルライトの出来やすい部分
①太もも
女性は太ももなどの下半身に皮下脂肪が付きやすくなっています。内臓脂肪は運動や食事制限などで落ちますが、皮下脂肪は長期に渡ってダイエットを続けないと落ちません。
太もものセルライトは時間をかけないと落ちないのに、さらに運動不足や不規則な生活で脂肪が付いてしまう厄介な部位だといえるでしょう。
②おしり
おしりは筋肉量が少なく、もともと脂肪が多い部分です。運動不足で筋肉が低下しているのに食事の量が増えたという人は特に気にした方がいいでしょう。
デスクワークが多い人は、「動いていない」「姿勢が悪い」「体重による圧迫」などでセルライトによるデコボコができていることがあります。
③ふくらはぎ
ふくらはぎは、お尻や太ももに比べると筋肉が多い部分ですが、心臓から離れているので血液やリンパの流れが悪く、老廃物が溜まりやすくなっています。こちらもダイエットではなかなか落ちにくい部位ですね。
ふくらはぎのセルライトをなくすには、まず、むくみを解消するといいでしょう。
④お腹
お腹は、運動不足や食べ過ぎなどで内臓脂肪が増え、さらに筋肉が低下すると皮下脂肪も増えます。イメージがないかもしれませんが、お腹は男性もセルライトがつきやすい場所です。
女性は赤ちゃんができる子宮を守るために、特にお腹には皮下脂肪がつきやすくなっているそう。お腹をつまんで、つまんだ部分がデコボコしていたらそれはセルライト。
中性脂肪を下げ、有酸素運動やマッサージなどでダイエットして除去していきましょう!
冷えやすい冬などは暖かい生地のスパッツを履くのもおすすめです!
⑤背中
背中のセルライトは自分ではなかなか確認できませんが、ブラジャーが食い込み始めたら注意が必要。
背中に脂肪が付く原因は、「姿勢が悪い」「加齢」「背中の筋肉を使うことが少ない」などがあげられます。
他の部分のセルライトとは違い、背中の脂肪は筋トレなどで鍛えて除去していきましょう。
⑥二の腕
二の腕は、力こぶができる上腕二頭筋と、上腕三頭筋で構成されています。
外側にある上腕三頭筋は、普段の生活ではあまり使わない筋肉なのでセルライトができやすく、タプタプとたるんだ状態になりやすいです。痩せている人でも加齢と共に皮膚にハリがなくなって、脂肪を支えることができずにたるんでしまうこともあります。
肘の内側から脇下のリンパ節にしっかりと流すようリンパマッサージを行い、セルライトを解消していきましょう。
3.セルライトの正しい3つの消し方
それでは、セルライトを潰さないでやる、正しい3つの消し方です。
何度も言いますが、セルライトを無理に強く摘み潰すと内出血が起こります。
そうなってしまうと、逆にセルライトがひどくなる、という事でしたよね。
では、どうすることが効果的な方法なのか?
それは『温活』『有酸素運動』『リンパマッサージ』のこの3つです。
(1)『温活』
先にも良いましたが、セルライトができる原因の1つは「冷え」でしたよね。
太ももやお尻を触ると、冷たいと感じるのは脂肪が冷えて固まっている証拠です。
セルライトは冷えて固まったラードと考えると、溶かすために温めるのが有効であるとわかるのではないでしょうか?
なので夏場もシャワーで済まさず、湯船につかることでしっかり体を温めることが重要です。
体を温めて代謝を上げることで脂肪燃焼を促し、解消することにつながっていくのです。
(2)『有酸素運動』
もちろん温めるだけでは冷えて固まったセルライトを完全に流すことはできません。
温めたあとより脂肪と老廃物を流すため、有酸素運動やリンパマッサージを併せて行うとより効果的です。
有酸素運動は皮下脂肪を効果的に燃焼させる働きをもっています。
ウォーキングやジョギング、スイミングなど行って基礎代謝をさらにあげてみましょう。
腹式呼吸も代謝をあげやすく、手軽に行えるのでお勧めです。
(3)『リンパマッサージ』
あまり運動する時間がない人にはリンパマッサージがおすすめです。
体の中の老廃物を自分の手でマッサージすることで流していくのです。
ただし、リンパ管は皮膚の近くにあり、毛細血管と同様デリケートです。
力任せに行わず、掌でゆっくりとリンパを温めながら流していくイメージで優しく行ってください。
◆太もも痩せ
①まず、床に座り、片膝を立てます。
②膝上から、足の付け根に向かって手の平全体でさすります。 5回繰り返しましょう。
③次に、太ももの前側のお肉をつまんで揉みほぐします。
④同様に、太ももの両サイド、太ももの裏側も行います。
⑤次に、太ももの前側に両手の平を当て、雑巾をしぼるように動かします。
⑥同様に、両サイド、裏側と太もも全体も行います。
⑦次に、足の付け根から足首を両手の平でやさしくさすります。
⑧反対側も同様に行いましょう。
◆お腹スッキリ!セルライトを消すマッサージ
①まず、両手でお腹の脂肪をつかみます。
②次に、両手を上下左右に動かして、お腹をもみほぐします。
③5回繰り返しましょう。
④次に、両手をみぞおちにの上に乗せます。
⑤そして、時計回りに大きくゆっくりと1回転させたら、両手で左右の足のつけ根まで押し流します。
⑥10回繰り返しましょう。
◆ニの腕のセルライトを除去する
①片腕を90度に曲げます。
②曲げた腕の下の部分を逆の手の親指と人差し指でつまんで引っ張ります。10回繰り返しましょう。
③そのままの状態で二の腕の下を手で包み、内側にねじります。10回繰り返しましょう。
④腕をまっすぐに伸ばし、肘から肩に向かって力を入れてさすり上げます。10回繰り返しましょう。
⑤反対側も同様に行います。
【参照:ドクターズダイエットTV《エクササイズ・レシピ》】
上記サイトより、抜粋して紹介させていただきましたが、他にもお尻や背中なども紹介されていましたので、またご利用下さい。
まとめ
今回はセルライトについて、あれやこれやとはなしてきました。
肥満や年齢で出来やすいセルライトですが、油断してたらいつのまのか出来てしまうのが怖いでしよね。
出来てしまったら、エステでマッサージしてもらうのが一番良いのですが、なかなかそうは行かないですよね。
そうなる前に、予防できることは予防して、なってしまったら頑張って、有酸素運動やリンパマッサージでセルライトを消しましょう。