突然ですけど、あなたの利き手はどちらですか?
右手?それとも左手?
そうですよね、利き手はすぐに答えられますよね。
それでは、利き目はどっち?
と言われるとどうでしょ?すぐには答えられませんよね。
利き目が分かったところで何の意味があるのか?と言われると、弓道や顕微鏡を覗く仕事のような、片目を駆使する人でなければ、あまり関係が無いですよね。
しかし、意外にあなたも利き手のように、利き目、利き足、聞き耳などと無意識に使い分けています。
さて、今回はあなたの効き側の調べ方についのはなしです。
これから携わる、スポーツや職業で関係するかもしれないので、この機会に調べてみてはどうでしょう。
目次
1.利き目の調べ方
利き目は先も言ったように、片目を使うスポーツと言えば弓道、アーチェリー、ライフルなどでは効き目を知ることはとても大切なことです。
次の方法が、一般的な検査方法みたいです。
この調べかたで、自身の利き目を調べてみてください。
1.親指と人差し指でOKサインのように○を作り、○の中に何か目印となる物が収まるように合わせます。
2.○の中の目印を見たまま、右目を閉じます。
3.次に左目を閉じます。
4.右目と左目を交互に閉じ、○の中の目印のズレがより少ない方を探します。
5.目印のズレが少なかった方の目が「利き目」です。
利き目の注意点
物を見る時、無意識のうちにピントを合わせる方の目が「利き目」です。
見る時にはどうしても利き目をメインに使ってしまうので、酷使される利き目は、結果的にとても疲れやすくなります。
たとえば、読書の際に行を飛ばしたり、まっすぐな線を描けていなかったり、階段を下りる時に、足を踏む外して転げ落ちそうなったりします。
もし、身に覚えのある人は要注意ですよ。
また、頭痛が起きやすい人の中には、目の偏りが原因だという人もあります。
利き目もそうでない方の目も、使い方を均等に出来るのが理想ですが、それは意識して出来る事ではありません。
眼鏡やコンタクトなどは両目とも同じ度数ではなく、正確に視力を測定し、左右それぞれの目にきちんと合わせた度数のものを使う事で眼精疲労は確実に軽減します。
その結果として、頭痛が緩和する可能性があります。
また、利き目を瞑り、もう片方の目だけで遠くを見たり近くを見たりするトレーニングや、視線を左右上下にゆっくりと動かす眼筋ストレッチ、後述する利き目矯正トレーニング等も有効です。
まずはご紹介した調べかたで自身の利き目を把握し、疲れにくい目の使い方を目指しましょう。
2.利き足の調べ方
普段の生活の中で利き足は、どっちかなんて自覚していない人がほとんどだと思います。
足の場合は利き足と軸足に分けて使います。
具体的にいえば、動かしやすい動作の中心となる足が利き足です。
それに対して、もう一方の体重を乗せる役割をする足を軸足と言います。
その調べ方は簡単で、利き足は次のような動作やクセから判断ができます。
自分の利き足がわからないという方は次の方法で確認してみてください。
・両足をそろえて立って体を前に傾けた時に、先に出る方の足
・走り幅跳びなどで踏み切る足
・胡坐をかいたときに上にくる足
利き足と軸足の関係
もちろん、利き足の判断はこれらの動作以外でもできます。
たとえば、サッカーのために利き足を知りたいのであれば、実際にボールを蹴ってみて、蹴りやすい足が利き足になります。
その時に軸足では、体のバランスを取りながら支えています。
そのように、利き足が自由に動かしやすいのは、軸足が体を支える役割を果たしているからなんですね。
3.利き耳の調べ方
利き耳の調べ方は簡単です。
電話をするときに、いつも同じ側の耳で聞いているのではないでしょうか。
このときに、受話器に当てている耳が利き耳です。
仕事でメモを取りながら電話をする場合は、逆の耳を使うことがあるかもしれません。
しかし、普段使っているスマホなどは同じ耳で聞くことが多いでしょう。
それが利き耳になります。
これが、聞き耳ではない方の耳で電話を聞いた場合、言葉もきちんと聞こえますし、理解もできますが、なんだか違和感を感じる場合があります。
例えば、遠くの方で話しているように聞こえたり、耳になにかがかぶさっているように感じる場合があります。
このように、いつの間にか気づかないうちに使い分けているのが「利き耳」になります。
利き耳と脳の関係
次に利き耳をあえて無視して、右耳と左耳を使い分けることで、仕事や勉強の効率化でき方法について話します。
じつは、よく使う利き耳とあなたの脳の使い方には、密接な関係があるんです。
つぎに上げる、右脳・左脳との関係性を参考にして、耳を使い分けで仕事や勉強の効率が上がったり、リラックスができるといった効果が期待できます。
右耳:
言葉を司る中枢がある「左脳」が効率よく聞こえる、覚えられる耳が右耳です。
時系列的に考えたり、言語の処理や数字の理解などに長けているので英語のリスニングCDなどを聞くときなどに向いています。
左耳:
直観的・想像的・幾何学的・全体的・空間的な「右脳」に通じているのが左耳経由で音を聞くことです。
そのためリラックスして音楽を聴きたいときは、左側にスピーカーを置いて聴く、もしくはヘッドホンの左耳の音量を少し大きめにすると良いでしょう。
音楽を聴きながら作業や勉強をする場合は音源を左側に置くと邪魔にならず、人によっては効率が上がります。
と、言ったように「右耳→理論・思考」「左耳→クリエイティブ・リラックス」を意識して、音声情報や音楽を聴くようにすると良いです。
4.利き脳の調べ方
あまり、脳に「利き脳」なんて言葉は聞いたことが無いのではないでしょうか?
実際、わたしも今回の事がなければ知らない言葉でした。
では、早速調べてみたいと思います。
①◆インプット診断方法◆
情報のとらえ方、理解の仕方がわかります。
まずは、自然に 指組み をします。どちらの指が下にありますか?
左指が下…インプット時の効き脳は左脳【さ〇】
右指が下…インプット時の効き脳は右脳【う〇】
②◆アウトプット診断方法◆
情報の伝え方、表現の仕方がわかります。
同じく、自然に 腕組み をしてください。 その時左右の腕のどちらが下にありますか?
左腕が下…アウトプット時の利き脳は左脳【〇さ】
右腕が下…アウトプット時の利き脳は右脳【〇う】
【引用:fundo】
結果、指(インプット)と腕(アウトプット)の組み合わせで、あなたは4タイプのうち、どのタイプになりましたか?
【ささ脳】タイプ…左指が下・左腕が下
理論的にとらえ、理論的に処理するタイプです。
物事を筋道を立てて真面目に考える人です。また、几帳面で努力家です。
【うさ脳】タイプ…右指が下・左腕が下
直観的にとらえ、理論的に処理するタイプです。
完璧主義で、なんでも自分で決めたい人です。それに個性派が多いです。
【さう脳】タイプ…左指が下・右腕が下
理論的にとらえ、感覚的に処理をするタイプです。
理想と現実のギャップに悩みが多い人です。でも、最後には細かい事を気にしません。
【うう脳】タイプ…右指が下・右腕が下
直観的にとらえ、感覚的に処理するタイプです。
直感とひらめきを大切にする人です。いわゆる、気難しい芸術肌が多いです。
5.人に右利きが多いわけ
それでは、現代人に右利きが多いのはなぜでしょう?
使う道具も、右利き用のものが主流となってますよね。
その答えは、人類の進化と脳が関係しているのではないかという仮説が考えられています。
考古学のデータから推察すると、5000年前の人間は、右利きが9割だったようです。時代をさかのぼり、 200~250万年前の原人類では、石器の作りから推察すると、右利きが59%なのだそうです。人類の進化をもっとさかのぼるために サル・チンパンジーを研究すると、50%が右利きで、50%が左利きだそうです。
人類が進化するなかで、なぜ、右利きが多くなったのでしょうか。次のような説が考えられています。私たちがものを見たり、 手を動かしたりするとき、動かすほうの反対の脳が指令を出します。たとえば、右手を動かすときは、左脳から指示がでます。 しかし、言葉をつかさどる「言語野」は、脳の左半球にあります。進化のなかで、人類は、言葉を話すことを覚えました。
また、使う道具も進化し、洞くつに住む生活から、家を建てたり、ピラミッドのような大きな建造物を作るようになりました。 複雑な道具を使い、協力して作業をするには、頭の中で考え、仲間に伝えるために言葉にする必要がありました。 この、言葉と道具の発達により、言語野のある左脳が強化された結果、右手の運動能力が高まったのではないかと考えられています。 そして、目も、手と同じ理由で、右のほうが利き目となる割合が高くなったのではないかと考えられています。
では、左目が利き目だったり、左手が利き手の人はどうなのでしょうか。右脳は、空間的、音楽的、情緒的情報処理にすぐれているといわれています。 左利きの天才は、芸術分野に多いといわれていますので、芸術的な才能がある方が多いのかもしれませんね。
【引用:「左右学への招待」 西山賢一著、風濤社】
まとめ
今回は利き手だけでない、利き目や利き足など、普段あまり意識してこなかった利き側の調べ方のはなしでした。
こうしてみると、いままで何気に使ってる目、耳、足などすべてに利き側があったんですね。
最後の利き脳なんて、皆さんが一番気になることだったんじゃないでしょうか?
結果はいかがでしたか?私は「うう脳」でした。
こんなに理路整然とした私に向かって「うう脳」とは何事!って怒ってやりたかったです。
でも、子供には当たってる言われましたけどね。(笑)
あと思い当たるフシで、気が付かないうちに、靴を履くときは利き足から履いてたような気がします。
それって、クセというより利き足が関係してたんですよね。
どうでもいい、と言われればそれまでですが、今回は色々自分発見に役立ちました!
ぜひ、皆さんもお試しください。