最近、手紙を郵送で送る機会が少なくなってきましたよね。
しかし、書類や申し込み用紙などは、まだまだ郵便を使う事もあるかと思います。
慣れない、手紙を出すときは少々緊張して、慎重に郵便番号、住所、名宛に間違いが無いように書きますよね。
そうして、さぁ切手を貼りましたが…あっ!
金額を間違えた!
貼る位置を間違てた!
なんてことになったら、その切手はどうなってしまうのでしょう?
それがたとえ、たった84円切手だろうが、63円切手でもお金はお金です。
何とか、剥がして貼りなおせないものでしょうか。
そこで、今回はそんな貼ってしまった切手を上手に剥がせる方法をまとめてみた、はなしです。
目次
1.切手の剥がし方スゴ技6選
(1)ぬるま湯を使う
初めに紹介するのは、もっとも手堅い方法です。
まず、はがしたい切手のまわりをハサミなどで切り抜きます。
そして皿など、浅めの容器にぬるま湯か水を張って、さきほどの切手を浸します。
そのままいじらずに放置して、1時間くらいで綺麗にはがれます。
水ですと、およそ半日あれば、確実にとれます。
そのまま剥がしただけだと、取れたところにまだ糊が残っています。
そうなると、乾かしている時に、またほかのところにくっつくことがあるので、切手を剥がした後はもう一度、水で糊を丁寧に洗い流してください。
つぎにティッシュペーパーやキッチンペーパーなどで、水分を軽く押さえるように拭き取りましょう。
自然乾燥でもいいのですが、そのままでは切手が少し反ってしまいます。
それが嫌ならば、白い厚めの紙で挟み、平らな場所で上から重石をして数時間置けば、まっすぐなキレイな切手になります。
また、鏡やガラス戸などツルツルな所に切手を貼って乾かしても、きれい状態に戻ります。
この方法の注意点は、切手が自然に取れるまで手で触れないでください。
試しに、剥がれるようになってきたかな?、と思って自分ではがすとビリッと破れることがあります。
切手が紙から自然と離れていきますので、そこはガマンしてください。
あともう一つ、ぬるま湯は切手のインクが変質しないように35度くらいまでの温度にしてください。
色アセがしたくない人は、時間がかかりますが水でするのが一番安心してできます。
(2)アイロンを使う
簡単で手軽な方法として、アイロンを使った剥がし方です。
まずは、剥がしたい切手の上に、湿らせた布を乗せそのます。
つぎにその上からアイロンをかけるのですが、その布がしっかり乾燥するまで、熱を加えることで剥がれやすくなります。
注意点は1回で剥がれない事があります。
その場合はもう一度、先の事を繰り返してください。
(3)ドライヤーを使う
封筒を台無しにしたくない場合にオススメなのが、ドライヤーを使う方法です。
切手の部分に、スポイトなどを使って濡らせます。
切手が湿ったところに、ドライヤーを当てて乾かします。
要領としてはアイロンと同じで、接着面を熱で乾燥させて剥がす方法になります。
注意点は切手に水が十分湿ったことを確認してから、ドライヤーをかけてください。
それと、ドライヤーをかける時に、当てすぎると熱くなり切手が変色してしまいます。
(4)電子レンジを使う
もっと早く剥がしたい方には電子レンジを使った切手のはがし方がおすすめです。
電子レンジで蒸されることで、糊のふやける速度が速くなり手早くはがせます。
まずはドライヤーと同じ要領で、切手に水を浸したあと、電子レンジに入れ30秒ほど温めるだけで、剥がれます。
注意点は切手のデザインによって、キラキラしたフォログラムを使ったものですと、スパークする場合があります。
(5)冷蔵庫を使う
はがしたい切手を冷蔵庫にそのまま入れて、時間をおき取り出す頃には簡単にはがれるようになります。
剥がしたい切手をそのまま冷蔵庫で約20分ほど冷やしてください。
そのあと、剥がしやすくなっていますので、ゆっくり切手をツマミながら、じわじわと剥がします。
もし、まだくっついているところがあれば再度冷やしましょう。
(6)市販の切手剥がしを使う
市販で「切手専用のはがし液」が売っていますので、そちらを利用するのもいいでしょう。
切手に直接専用はがし液をつけるのではなく、封筒の裏から切手が貼ってある部分に専用はがし液を付けて、2分ほど待つときれいにはがれます。
切手専用はがし液は切手に汚れがつきにくく、ダメージが少ないのが最大のメリットです。
注意点は、はがし液が付いた部分は、はがし液の溶液により印刷が薄くなってしまったり、シワやシミになりますので、封筒の再利用は少々難しいかもしれません。
あと、切手を剥がす機会が多いのであれば、一番便利かもしれません。
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2.切手を剥がすことに自信がなければ
切手を剥がすのに、水につけたりドライヤー使ったりと大変そうだし、もし未使用切手がパーになったら と思うと、自信がない限り勇気がいることですよね。
でしたら、手段は2つ
1.そのまま切り取って使う。
2.郵便局に手数料を払って交換してもらう。
以上の方法があります。
2.の切手の交換条件として、未使用の切手で、絵柄が印刷されている箇所に著しい汚れや破れ、欠けなどがない切手のみとなっています。
詳しくは、以下の内容を読み進めてください。
(1)切り取って新しい封筒に貼り付ける
一番シンプルな話しで、間違えて貼ってしまった切手の周囲に沿って封筒から切り取るだけです。
それをそのまま剥がさずに、新しい封筒に糊を塗るか両面テ-プを貼り付けてしまう、といったものです。
この方法であれば切手を剥がし損ねて、駄目にしてしまうリスクもなく、安全に再利用できるので、無理に剥がそうとするよりもオススメです。
ただし、どうしても継ぎ接ぎした感じは出てしまうので、大事な書類を送るような場合にはヤメテおいた方が良いです。
(2)切手の交換方法
消印が押されていない未使用の切手は、郵便局の窓口に持っていき、交換手数料を支払うことで新品の切手と交換してもらうことも可能です。
交換条件としては、未使用の切手で、絵柄が印刷されている箇所に著しい汚れや破れ、欠けなどがない切手のみになっています。
あくまでも未使用というのは消印が押されていない状態のことを意味しているので、封筒などに貼り付けられている切手でもまだ発送していないのであれば交換対象になります。
切手の交換手数料は、10円未満の1円・2円・3円・5円切手で切手合計額の半額、10円以上の切手で1枚あたり5円となっています。
例として、3円切手・5円切手・82円切手を、それぞれ1枚ずつ交換してもらいに郵便局の窓口に持っていったとすると、合計で9円の交換手数料が発生します。
【式】(3円+5円)の半額(手数料) + 82円(5円手数料)=9円の交換手数料
もし、剥がしたい切手が何枚もあって、この程度の交換手数料で済むのであれば、頑張って剥がさなくても郵便局に交換を持ち込んだ方が、手間がかからなくて済みますよね。
まとめ
今回は貼り損じた切手の剥がしかたのはなしでした。
実際、私の会社では庶務課のお姉さん方が、プラスティックの名刺ケースに水を張って切手を入れていました。
今回のことをやり方を教えてあげたら、早速明日にはやってみるそうです。
また、成果があったら報告させてもらいますね。
個人でするには、電子レンジや冷蔵庫で剥がすのが、一番簡単そうですよね。
よろしければ、いろいろ試してみてください。