水族館で人気モノといえばイルカ、オットセイ、アザラシ、カワウソ、ペンギンなどいっぱい思いつきますよね。
あなたは何が好きですか?私はと言えばやっぱりラッコです。
ラッコのあの愛らしい仕草にはいつもメロメロになってしまいます。
いつもまでも見ていられる、ラッコの可愛らしい仕草のなかで目をキューっと押さえる恥ずかしそうにする仕草ってたまらないですよね。
でも、あれって実は恥ずかしいわけでも無ければ、眠たいわけでも無いようです。
じつは、あの仕草の意味は寒くなってかじかんだ手を温めている仕草なんです。
今回はそんなラッコのはなしです。
目次
ふわもこなラッコ
ラッコって実はイタチ科なのです。
川に住んでいるのがカワウソ、海に住んでいるのがラッコと言われるぐらい似た種類ですが、そんなラッコの大きな特徴として、とっても毛深いことです。
あのふわもこな毛皮がラッコの可愛らしさに拍車をかけています。
その自慢の毛の数、なんと8億本!
ピンとこない方も多いかと思いますが、これは6cm²の皮膚にヒトの頭髪すべてが生えているのと同じくらいの体毛の密度らしいです。
水中に潜るときでも、綿毛の間に含まれた空気が防寒してくれて暖かく、哺乳類のなかでも最も体毛密度が高い部類らしいです。
しかし、そんな毛深くふわふわのラッコですが、前足には体毛が生えていません。
かわいい手ですね。
よくばりですね。
これは、ウニやカニ、貝などを持つためにそう進化したためといわれていて、他に比べると毛がないから寒い部分なんですよ。
言い忘れていましたが、ラッコの主な生息地は
アメリカ合衆国(オレゴン州沿岸部、アラスカ州南岸)、カナダ(ブリティッシュコロンビア州沿岸部)、ロシア東部、北海道(日本)から千島列島・カムチャッカ半島・コマンドル諸島・アリューシャン列島・アラスカ半島およびアラスカ南岸・バハカリフォルニア半島(メキシコ)にかけて分布しています。近年ではオレゴン州とカリフォルニア中部にかけてなどの分布が途切れている範囲があり、日本やメキシコでは散発的な記録があるのみとなっている[3]。分布の北限は北極海の氷域で、南限はカリフォルニアとオオウキモ(ジャイアントケルプ)の分布と一致しています。
というように寒いと所に多く生息しています。
だから、厚い毛皮に覆われながらも極寒の海で素手が寒くて、あんな目を押さたり、口に手を当てるように見える仕草をしていたのです。
また、手を温めるだけでなく毛づくろいを頻繁にして保温効果を高めているので、愛らしい姿が多くみられます。
他にかわいく見える習性としぐさ
例えば海草が生い茂っていない場所では、ラッコ達は流されないように手を繋ぎます。
特に水族館では、海草がない場所の方が多いためよく見られる光景でもあります。
ラッコは石にものすごいこだわりがあります。
サル目を除いた哺乳類の中で道具を使う動物としては唯一で、これ!と決めた石をずっと使い続けます。
左わき腹の皮膚のたるんだところがポケットになっていて、そこに隠したり、陸に隠したりします。
いないなバァ~!
踊っているのでしょうか?
どう見てもどこかのおっさんです
大爆笑中!
分身の術
昆布の腹巻きが今年のトレンドです
こりゃ1本とられましたなぁ…
まとめ
かわいいしぐさだけを見せるラッコは私達をなごませてくれます。
実際、仕草だけでなくとても家族思いだったり、お気に入りの貝割り用の石を無くすと食欲を無くしてしまう繊細さが人間にとって共感を持ってしまうんですよね。