天王寺動物園のライオンが座っている岩には衝撃的な秘密があった!

誰が名付けたのでしょうか、百獣の王ライオン。

子供の頃から聞かされてきたそのネーミングは映画の中でも裏切りません。

しかし、実際の生体は書籍やネットおかげでちょっと残念な動物だってことが分かって来ました。

今回は、そんなライオンと動物園が彼らを大切にしていることが分かる、ライオンのはなしをしてみたいと思います。

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目次

冬場は人気がなくなる動物園

大阪市の天王寺動物園ではおよそ種類の動物を飼育しています。

その中にはアジアゾウやキリンなど大型の動物が外で動き回る姿が間近で見られるということで、人気を集めています。

とくに大型の動物はアフリカなどに生息する動物が多く、夏は活発ですが冬場はどうしても元気がなくなります。

寒い季節は動物たちも寒さを避けるために、壁に囲まれた所にかくれてしまい、近くで見られなくなることもあります。

そこで天王寺動物園では、寒い時期でも動物たちの姿を間近で見られる方法がなにか無いか考えました。

とくにライオンなど、暖かい地域の動物が暮らすアフリカサバンナゾーンでは、安全や動物のストレス考えると、敷地が広く動物の距離が遠くなります。

しかし天王寺動物園では、なんと衝撃的な工夫がされていました。

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ライオンを喜ばせたい お客さんの期待に答えたい

天王寺動物園のライオンは、10年前まではコンクリートを敷いた檻の中で飼育されていました。

広い吹きさらしの敷地では、寒いところが苦手なライオンは行き場所がありません。

いくら百獣の王といえ、もとはネコですからね。

冬場は穴蔵を見つけて隠れてしまい、お客さんからは近くで見ることができませんでした。

ある姿は猫背で小さくなったライオンでけです。

そこで飼育員たちは本来の姿で暮らしてもらうためにはサバンナのような暖かい環境を再現する必要があると考えました。

サバンナでは、強い日差しによって岩が暖かくなります。

それに似せるため、暖房を埋め込んだ人工岩を作ろことにしました。

もちろんコストはかかります。

ライオンの暮らしやすさとお客さんの期待に答えたい一心で人工岩の製作に踏み切りました。

暖房が入った人工岩をライオンが暮らす敷地の真ん中に2つとさらに、お客さんが間近で見られるガラスの前に一つ設置しました。

いつも30℃前後に設定しておくことで寒い冬でも暖かく快適です。

この暖房を設置してから、ライオンはいつも岩の上にいるようになり、お客さんは寒い日でも間近でライオンを楽しませるようになりました。

寒空で堂々と岩の上に陣取るライオン。

お客さんはその姿に「さすが百獣の王ライオン」と関心することでしょう。

でも、実態を知った今ではなんだか…ですね。

施設詳細

天王寺動物園
住所:大阪府大阪市天王寺区茶臼山町1-108
最寄駅:御堂筋線『動物園前駅』/南海・JR『新今宮駅』/御堂筋線・JR『天王寺駅』
電話:06-6771-8401
営業時間:9:30~17:00(※入園は16:00まで)
※5月・9月の土日祝は9:30~18:00(※入園は17:00まで)
休園日:毎週月曜日(休日にあたる場合は翌平日休)

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