我が家はかれこれ2年近く、人気の珪藻土バスマットを使っています。
お風呂上がりに濡れた体でのマットの上に立つとアッという間に足元の水滴を吸い取ってくれます。
面白いから、濡れた手もマットに手を当ててみます。
今度はさっきの足跡の横に手形が付いてスッーと消えていきました。
なかなかのスグレ物で、これはいい買い物ができたと思っていました。
しかし、どうでしょ?
はじめは物珍しさから珪藻土マットという物を楽しんでいましたが、これって実用性はどうなの?
また、このまま使い続けることができるの?とそんな疑問を感じる方も多いと思います。
今回はそんな、けっして安くない珪藻土バスマットのデメリットを知りながらも、価値のある長い付き合ができる方法のはなしです。
目次
珪藻土バスマットのデメリットを6つ上げてみた
使ってみた感想を合わせて箇条書きにしてみますね。
1.硬いので床が傷つく
我が家の脱衣所の床はクッションフロアです。
置いた感じはしっくりしますが、ちょっとズラすと薄っすらと傷らしものが付きました。
これが、フローリング材の床となるとダメージは大きそうです。
知り合いに100円ショップで買った滑り止めマットを敷いているとも聞きましたが。
2.割れやすい
珪藻土は硬い土みたいなものです。
だから、角から落としたり、段差に置いた状態で乗っかるだけで割れてしまうことがあります。
布のバスマットと違うので、適当に置くことができません。
たとえば、脱衣所が狭い場所で適当に珪藻土マットを敷いたそこに段差があり、下にわずかな隙間ができたとします。
珪藻土マットは柔軟性が無いので、その上に乗った瞬間ピキッ!と割れた、なんて事になってしまいます。
割れたら、もう繋ぐことができません。
あとは廃棄かリメイクとなってしまいますね。
3.冬は冷たい
布のバスマットという訳には行かないのが珪藻土バスマット。
硬い土のマットに、先に使った人の湿気が残っているとはっきり言って冷たいです。(笑)
冷え性のひとは冬場は通常のバスマットで、夏場は珪藻土バスマットと使い分けたほうがいいかもしれませんね。
4.日干しできない
直射日光で珪藻土マットを干すと、反り・割れの原因となるため、太陽光による消毒・殺菌ができません。
だから、不衛生に感じられます。
しかし、それは間違いで吸水・乾燥までが非常に早いため、逆に菌が繁殖しにくいものだそうです。
それでも気になる方は、商品によって日干しが可能な珪藻土マットもあるようなので、そちらをお買いもとめください。
5.水洗いできない
珪藻土マットは高い吸水が特徴なだけに、水洗いが難しいです。
商品によっては水洗いができるようですが、基本できない商品だと思ってください。
それは水洗いすることによって、目詰まりしたり菌が繁殖する原因になります。
特に洗剤は絶対に使用してはいけません。
6.寿命が2年
国内メーカーの珪藻土バスマットの説明書では使用開始から2年と書かれています。
しかし、中国製などの安物は、もって1年と口コミサイトなどは言っています。
我が家は日本製の物を買いました。
もう少しで、2年は経つところでしょうか。
まぁ、少々汚れてきて、何となく買ったときのスッーと水分が吸われる感覚が弱くなってきたような気がします。
珪藻土バスマットの手入れと復活方法は?
基本、珪藻土マットのお手入れは使用後に、陰干しにして平らなところに立てかけてください。
先も言ったように直射日光で乾かすと、反りの原因となってしまいますから気をつけましょう。
また、長く使っていると徐々に吸水性が悪くなってきたのが分かるようになります。
原因は目詰まりのせいです。
珪藻土には目には見えない無数の穴があいていて、そこから水を吸い込みます。
足の裏の皮脂やホコリが徐々にその穴が詰まり、吸水しなくなるからです。
では、その目詰まりを取り除く方法を詳しく説明します。
紙やすりで珪藻土バスマットを削る!
珪藻土バスマットが固いので、けっこう力を使いますから、気合を入れていきましょう。
用意する、紙やすりは細目(さいめ)#240~#400あたりが良いです。
作業は、たくさん粉が舞うので、外かベランダでやるのをおすすめします。
削るときは同じ方向(上下または左右)に紙やすりを動かすと、仕上がりがきれいになります。
何も考えずに、グルグルと適当に円を描いて削ると、削りムラができて表面がボコボコした感じになってしまうので気を付けましょう。
最後に、この作業で必ず覚えておいてほしいことが1つあります。
それはマットから粉を取り除くときに、水を使わないことです。
削った粉を水で流そうとすると、削粉が水と一緒に珪藻土バスマットに吸い込んでしまいます。
すると、穴が詰まってしまい、見た目はきれいになっても、水を吸わなくなってしまいます
なので、かならず刷毛か掃除機、ぞうきんならカラ拭きでていねいに粉を落としてください。
珪藻土バスマットの捨て方
廃棄は不燃ごみとして扱います。
自治体によっては陶器類の日があればその日に処分しましょう。
各自治体のHPや広報誌で、陶器類が何ごみとして扱われているかを確認してみてください。
珪藻土バスマットの大きさによっては指定のゴミ袋に入らない場合もあります。
その場合は粗大ごみ扱いになってしまいます。
各自治体を管轄している粗大ごみ受付センターへ申し込みをし、粗大ごみとして回収依頼をかけましょう。
粗大ごみとして出すのが面倒であるのなら、袋に入るサイズにバスマットを割るのも一つの方法です。
珪藻土バスマットのリメイク方法
大切に使い続けた珪藻土バスマットも不注意で割ってしまったら、残念ながら修理は難しいです。
そのまま捨てるのはもったいないですよね。
そこで、珪藻土の特徴を活かした、リメイク方法を提案させてもらいます。
1.靴箱とクローゼットの湿気とりに使う
まずは割れてしまった珪藻土マットをハンマーで細かく割り、粉々にします。
それを靴箱やクローゼットなど、湿気のたまりそうなのスキマに置いておくと、除湿してくれます。
そのまま置くのが嫌な方は、巾着や布に包んでも良いです。
2.シューキーパーとして使う
靴に入るくらいの大きさにして、袋に入れればシューキーパーと使って頂くことができます
砕いたものを不織布に入れ、その上から巾着袋などに入れてください。
脱ぎたてや長く履かない靴に入れるといいです。
3.食器の水切りに使う
バスマットの大きな破片を食器水きりカゴの、水受けトレイの皿の中に引きましょう。
濡れたままでベチャベチャしている水きりかごの水を全部吸い取ってくれます。
カビも発生しにくく、匂いも出にくくなります。
たた、いままでバスマットに使っていたものなので抵抗があるとおもいます。
使う前に先に説明した紙ヤスリで削って、アルコール消毒してから使ってください。
4.調味料ビンの中に入れて乾燥剤代わりに
珪藻土の破片を、調味料ビンの中に入れると、乾燥剤の代わりになります。
ガラスのビンに塩を入れ、珪藻土の破片を見える様に入れると素敵ですよ。
これも先と同じようにヤスリと消毒してから使ってください。
5.コースターなどに使う
夏場はグラスの水滴をしっかりと取ってくれます。
コースターとして、ちょうどいい大きさの物を選び、角をヤスリなどで落としてから使いましょう。
まとめ
いかがでしてでしょうか、珪藻土バスマットの使いみちは?
以前から気になっていたけど、今更なんて思っていたのでは。
珪藻土は以前は、よく家壁や七輪で使われいていました。
遠赤外線が発生し、湿度調整ができることで、昔から重宝されていました。
それがバスマットになって人気が爆発しました。
私は実際使って、とても重宝しています。
デメリットばかりではなく、使い方を間違えなければ良い商品だとわかって頂けたでしょうか?