スーパーでパイナップルを買うとしたら、カットフルーツとして売られている物か、シロップ漬けになったパイナップルを買う人は多いかと思われます。
じゃあ、皆さんはパイナップルを丸ごと買うことってありますか?
生の丸ごとパイナップルってフレシュで美味しそうだと思っても、なかなか手が出せないじゃないですか?
多分、切り方がわからないし、切るのも面倒くさいといった理由じゃないでしょうか。
でも、実は丸ごとパイナップルって、切るのはそんなに難しくないんですよ!
見た目がトゲトゲでゴツゴツな感じが、ちょっと手を出すのをためらってしてしまいがちですが、実はとても簡単にカットすることができるですよ。
はっきり言って、りんごの皮を剥くよりまったく、簡単です。
今回はその切り方を、写真付きでご紹介します。
ついでにパイナップルの栄養と効果についてのはなしもさせてもらいます。
目次
パイナップルの切り方
1.まずはパイナップルの頭とおしりの部分を切り落とします!
切り落とした二つの部分は、後ほど使うので取っておきましょう。
2.胴体の部分を縦にして、4分割します。
横に寝かせるより、立てて切ったほうが安定します。
硬そうですが、簡単に包丁が入りますので大丈夫ですよ。
3.白い部分は芯のため食べられないので、切り落とします。
4.メロンを切るように、包丁を身と皮の間に入れて切り分けます。
あとは縦にして切って実の部分を一口だけカットすれば、スーパーで売っているカットフルーツとおんなじ形です。
これで完成!
5.パーティーではカットを皮の上でずらして置くだけで、こんな盛り付けでおしゃれに見栄えしちゃいます!(笑)
パイナップルの保存方法と保存期間
パイナップルは完熟した状態で収穫されます。
せっかくだから、より美味しいものを選ぶためのコツは葉の色が濃い緑色で、葉先まで青々としているものが新鮮な証拠です。
全体の形は下が膨れて、色は黄みを帯びているものが熟して甘いものです。
胴の色が青味を帯びている物は未熟なものが多く、酸っぱい可能性が高いです。
あと、古くなってくるとお尻にカビが生えやすいので気をつけて、ここもチェックしてください。
保存はパイナップルは追熟しないので、買ってきたら早めに食べる事をお勧めします。
保存する場合は、新聞紙などでくるんで冷暗所か冷蔵庫の野菜室に入れておきます。
その際、葉の部分を下にして逆さにおいておくとお尻に集まっている甘いエキス分が全体に散らせる事が出来ると言われています。
(引用元:旬の果物百科)
カットして冷蔵庫で保存(保存期間2~3日)
食べやすいサイズにカットしたら、表面が乾燥しないようにラップをしてください。
冷蔵庫内では2~3日は持ちますが、冷やす程度にしてお早めにお召し上がりください。
カットして冷凍庫で保存(保存期間1~2ヶ月)
夏のデザートとして子供にも、とても人気です。
食べやすようにスティック状に薄くカットしてくださいね。
シャリシャリした触感が美味しいです。
また一口大にカットしてソーダ水に入れるだけで、手軽な美味しいアイスドリンクができますね。
葉っぱを付けたまま丸ごと常温保存(保存期間4~5日)
新聞紙などで軽く包んで、風通しのよい冷暗所で保存してください。
その時に葉の部分を下にして置くと糖度が下の葉の方に下がり、旨みがまします。
繰り返しますが、パイナップルは追熟しないので、買ってきたら新鮮なうちに、なるべく早く食べましょう。
パイナップルの栄養
パイナップルの栄養は、ビタミンB1・ビタミンC・マンガン・B6・クエン酸・カリウム・ブロメリンが含まれています。
カロリーはパイナップル100g当たり50.9kcalで、約1kgちょっとの1玉をまるっと食べたとしても「明治おいしい低脂肪乳500ml」と同じ258kcal程度とかなり低カロリーです。
缶詰のパイナップルになるとカロリーは少し高くなり、大きめの缶詰で374kcalとなります
そしてパイナップルのブロメリンという成分には酵素が含まれています。
この酵素はタンパク質を分解する働きが優れており、その働きのおかげで胃腸の負担を軽減し消化吸収を高めるという効果があります。
よく酢豚やハワイの肉料理にパイナップルが入っていますが、これは肉を柔らかくさせる働きがあるからです。
さらにクエン酸の酸味が食欲を増進させるという働きもありますので、肉料理にはパイナップルを入れると良いようです。
しかし、ブロメリンは熱に弱いので熱し過ぎると効果を得られなくなります。
パイナップルの栄養に含まれる効果は?
【ビタミンC】
美容効果の他に免疫力を高めて風邪の予防をしたり、疲労回復にも効果があります。
【ビタミンB1】
ビタミンB1が不足すると
- イライラする
- 疲れやすくなる
- 集中力が低下する
といった状態になります。
これらは糖質のエネルギー代謝が悪くなることによっておこるのですが、ビタミンB1は糖質を分解する酵素の働きを助けてエネルギーに変えるという働きがあります。
【ビタミンB6】
タンパク質を分解しアミノ酸に変えたり、アミノ酸を別のアミノ酸に組み換える酵素の補酵素としての働きを助けるといった効果があります。
【マンガン】
骨や皮膚などの形成に関わるエネルギーの生成に効果があります。
【カリウム】
高血圧予防や動脈硬化予防に効果があります。
その他には脳梗塞予防や心筋梗塞予防に効果があります。
【クエン酸】
消化促進や疲労回復などに効果があります。
といった、とても体に良い働きをしてくれる成分が豊富にあります。
まとめ
いかかがでしょうか?
パイナップルのカットの仕方と保存方法を紹介しました。
やってみると、意外と簡単にカットできることがわかると思います。
それに、カットしたものを買ってくるより割安ですし、食べた時のフィッシュ感が全然違います。
はじめて自分でカットしたものを食べると、おいしくて感動すらしますよ。
あと、丸ごとカットしても冷蔵、冷凍保存する事も出来ます。
こんど、スーパーで見かけたらぜひチャレンジしてくださいね!